英語ができないとダメなの?
日本人学校出身の帰国生も受けやすい学校
上海の日本人学校の在籍生徒数が、いま非常に増えているという。10月14日(土)には、日能研も上海で「帰国子女説明会」を実施したばかりだ。
英語圏に在住する小学生の家庭では、わが子を現地校に通わせることで英語力を育てながら、補習校で学習のフォローをするという選択もできるが、非英語圏ではそういう選択が難しい(選択肢がない)国や地域がある。
たとえば上海の日本人学校であれば、在学中に多少中国語を学ぶが、欧米の現地校で日常的に英語に触れるのとは意味が違う。学校外の塾や英会話スクールで英語を学ばせている家庭もあるようだが、それでも英語圏の国で過ごす小学生のように、英語を身近なものとして生活するわけではない。つまり外国語力を育てるには、ほとんど日本国内と変わらない環境にある。
しかし、やはり学齢期を海外で過ごした子どもたちには、日本国内で中学受験勉強をしてきた小学生に比べてハンディーがある。帰国後の学校選択が悩ましい問題となるのは当然だろう。
左の表は、首都圏の学校で、一般入試とは別枠(別日程・別定員・別入試形式)の「帰国生入試」のうち「英語なしで受験できる」学校を抜粋して紹介したものである。
特別な英語力を身につけていなくても、帰国生にとって受験しやすい学校が意外と多く見つかる。もちろん多くの場合、「国・算」が試験科目に含まれるので、基礎的な学力を身につけておくことが課題となる。ただ、なかには「作文のみ」とか「国語と作文」、「算数と作文」などで入試を行う学校があり、現在の「帰国生入試」形態は
バリエーションに富んでいる。
よく探していくことで、その学校の「帰国生受け入れのコンセプト」や「入学後の指導姿勢や学習のフォロー」が、ご家庭の考えや期待とマッチし、安心して子どもを預けられる私学がきっと見つかることと思う。それには、まずインターネットなどで自ら情報を入手し「学校を知る」ことがポイントだ。
[初出:NettyLandかわら版11月号]
(北 一成)
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