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2007年1月24日 (水)

女子聖学院の行事の創造性

★今年の「女子聖学院」の中学入試の出願状況は好調。生徒募集が上手くいく理由は、大学進学実績という結果の向上とか、生徒の成長を促す自己実現プログラムの充実とか、学校説明会での表現力が豊かであるとか、論文指導が徹底されているとか多くのポイントがある。

★しかしながら、それらを企画・運営しているのは、結局のところ教師である。したがって、いかに教師陣が創造的な力とその実現力を有しているか、またそのためにコラボレーションできるかが要である。

★その点女子聖学院は、創造的なコミュニケーション能力を有している教師の層が厚く、そのチームワークの質は高い。

★まず学校行事と教科学習のリンクの学習環境設計は見事である。国語と国語科鑑賞、社会と社会科見学旅行や裁判所見学、理科と理科見学旅行、英語とアメリカホームステイ、聖書と平和教育や礼拝、数学とパソコン教室や軽井沢教室など、≪体験と議論と論理と表現と振り返り≫という学びの回路が各教科の中で展開している。

★そして当然ながら各教科どうしが体験の中でそれぞれの学びの回路をリンクさせる。京都や奈良に見学旅行にでかければ、当然司馬遼太郎流儀のストーリーがリンクするし、万葉集などもリンクする。理科見学旅行では、地学、物理、生物、化学に対応する環境に出かけるが、当然そこでは地理学の素養が必要になってくるし、環境問題的視野も広がっていく。食料問題や経済問題にもつながっていく。

★これらの旅行は、日本の文化を深く知ることになり、海外研修のベースにもなる。このような教科を超えたつながりを意識してプログラムを作っている教師の営みを創造的と言わずして何と言うのだろうか。

★そして大事なことは、このように、ぶどうの樹のようにつながっているプログラムが、生徒たちの進路決定のきっかけになっているということである。教育の質とは、このような複雑なつながりを創っていく教師の質がそのまま反映している。だから受験生が集まるのではないだろうか。(本間 勇人)

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