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2007年3月18日 (日)

2008千葉エリアの共学校の動向

★前回の2008東京の共学校の志望者動向のつづき。今度は千葉エリアの共学校の志望者動向について、「全国中学入試センター」のスタッフに聞いた。

★「市川がダントツです。700人を超える志望者を集めています。渋谷幕張は600人弱で、やはり人気がありますね。東邦大東邦も450人弱で、千葉エリアの御三家はいつもどおりです。注目すべきは昭和秀英が現段階で300人以上志望者を集めているということ。」

★渋幕はさらに東大の合格者を増やし、昭和秀英も今年合格者を出した。一方市川、東邦大東邦は減らした。東大の数で云々ということはないが、この4校は、千葉エリアで教育力で拮抗していることは確かである。特に昭和秀英は、渋幕に真正面から挑んでいる。テレビや雑誌などのマスコミでもその動きが注目されている。

★独自の教育という内容とそれを広報する記号。渋幕は内容と記号の両方が明快。市川は近年記号の発信普及は浸透。東邦大東邦は内容も記号も見えにくい。昭和秀英は内容と記号の両方をオープンにし始めた。千葉エリアにおける中学入試の共同幻想に変化が生まれるのではないだろうか。

★「しかし、専修大松戸、芝浦工大柏の両校が250人前後の志望者を集めながら、4校に食い込まないでいます。江戸川取手は180人強で、麗澤は110人強。しかし、東大の合格者数は減っています。特に江戸取の激減は心配です。共同幻想が、結局本間さんのいう4校だけで変化するのなら千葉エリアは何も変わらないのでは?」

★もし渋幕、昭和秀英が勢いを増せば、市川はもっとダイナミックに動く。東邦大東邦は変わらないから、芝浦工大柏、麗澤、それに茗溪学園、常総学院という流れが続く可能性がある。千葉エリアで≪私学の系譜≫の保守本流の流れが見えてくる。「えっ、東邦大東邦などは、≪私学の系譜≫に属さないのですか?」

★私学の経営をしているからといって、≪私学の系譜≫とは限らない。そういう価値観を重要視するかどうかは、それぞれの私学の選択の問題。

★「本間さんは、よく私学のことを、東京女子学園の実吉理事長の言葉「ゆるやかな理念共同体」で表現していますが、≪私学の系譜≫のことを言い換えているのではないですか?そうすると≪私学の系譜≫の流れとそうではない私学の流れを設定するのはズレないですか?」

★私学は建学者の精神や教育理念を持っていることは否定しないが、その理念があるいは理念の背景は同じではないということを言っている。実吉理事長・校長が語る「ゆるやかな理念共同体」の理念の分類をさらに言っているだけ。

★「しかし、それは一般の学校選択者には分からないのでは。それで桜蔭とJGで≪私学の系譜≫の保守本流について書いていたのですね。しかし、それは難しいし、そこまで調べて学校選択者が学校を選んでいくことなどできるんでしょうか?」

★今のところ、母親の鋭い感覚で、見分けているというのが現状。だからこそ学校側の説明責任はあるかなと思っている。「それは・・・、悪いですがほとんどドン・キホーテ的な試みだと思います。」

★だからこそ私学人と対話をしつづけることが大事なんだと思う。

※≪ホンマノオト≫は私学人(過去・現在・未来を問わず)との対話が基本です。先覚者の書籍を読んだり、先生方のお話をお聞きして、感じたこと・考えたことを、独断と偏見の視点で書いています。叱責されることも激励されることもあります。どこまで書けるかはわかりませんが、挑戦は今のところ続いています。 ≪ホンマノオト≫のゲートから、新着情報を見ることができます。

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