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2007年9月30日 (日)

聖園の精神を受け継ぐ生徒たち

2007年9月アクセスランキングによると、聖園女学院の記事もアクセスランキングが高い。カトリック校としての精神を前面にだして教育に取り組んでいる真摯な学校だけに、どこかホッとする。

★校誌「みその」(52号2006年)の巻頭言で校長先生は谷川俊太郎の次のような詩を引用している。

目をつぶっていると、神様が見えた

うす目をあいたら、神様は見えなくなった

はっきりと目をあいて神様は見えるか見えないか

それが宿題

★そしてこの詩についてこう語っていらっしゃる。

・・・もし私達が、生きてゆく為に目に見えるものしか関心がなくなったとしたら、つまり物質的に豊かな生活をし、目に見える事物だけに満足しているなら神様は全く見えなくなってしまうのです。はっきりと目をあいて見るべきものをしっかりと見つめた時、神様を感じとれるのではないか、見えてくるのではないか、それを人生の、生涯かけての課題にしたいと訴えているのだと思います。・・・時の流れに流される自覚のない生き方でなくその背後に存在する方に、感謝と畏敬の念をもつことです。そして授かった生命と人格の品位を大切にし、合わせて他者への奉仕に心を配る生き方をする一人ひとりになりたいものです。

★校長先生は、信仰について、神への愛について語っていらっしゃるが、神への愛は真理の光であり、知性にも良い影響を与えるようである。中2のOさんは、「野外観察で得たもの」というテーマのレポートで次のように書いている。

私は野外観察へ行って、海には隠されている物がたくさんあると考えました。何故そのような事を考えたかというと、遠くから海を眺めている時は波の動きや音しか聴こえないのに、近くに行ってみると生物達が出てきたり、岩陰に隠れていたりするからです。海は遠くから見ると殺風景に見えると思いがちですが、それは違うのです。皆が見ていない所、見えていない所で、たくさんの生物が生きています。・・・

★Oさんの生物を観察する視点は校長先生のあらゆるものの背後にあるものを見つめる目線と重なっている。この視点は遠くの世界で困っている子供達の痛みを知る心にも通じる。このように聖園女学院は普遍的な精神を教師も生徒も共有している。このような教育はいかにして可能なのだろうか。聖園女学院の教育の奥はなんと深いのだろう。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月アクセスランキング

★9月のアクセスランキング。432の記事から100位まで公表。ただし、学校に関する記事を抽出。一般的な教育ニュースなどは除いた。聖セシリアと白梅清修は、学校サイトでも本ブログの記事を紹介しているので、毎月上位にランキングされている。

★海城の記事も根強い人気を保っている。東洋英和、東京女学館、横浜富士見丘、昭和秀英、鎌倉女学院の記事はわりと新しいにもかかわらず、10位以内に入っている。学校選択者にとって気になる学校であることがわかる。[本間 勇人 Gate of Honma Note

1 伸びる聖セシリアの進学実績
2 白梅学園清修の人気
3 学校選択の変化[36]~東洋英和女学院
4 白梅学園清修の言語力育成[1]
5 白梅学園清修の言語力育成[2]
6 海城の将来構想の考え方(1)
7 学校選択の変化[37]~東京女学館
8 横浜富士見丘学園中等教育学校の人気続伸
9 昭和学院秀英の人気の理由
10 学校選択の変化[44]~鎌倉女学院
11 立教女学院の人気の理由
12 白梅学園清修の言語力育成[3]
13 海城の将来構想の考え方(2)
14 聖園女学院の教育の考え方
15 学校選択の変化[40]~八雲学園
16 学校選択の変化[43]~横浜共立
17 田村先生の私学経営の挑戦
18 立教女学院という環境で育つ感性
19 八雲学園は名門校として成長
20 洗足学園の人気
21 学校選択の変化[19]~サレジオ学院
22 学校選択の変化[20]~明大明治(男子)
23 学校選択の変化[28]~攻玉社
24 学校選択の変化[39]~品川女子
25 学校選択の変化[41]~横浜女学院
26 世界標準を超える共立女子の中三生【1】
27 桐朋女子盛り返すか
28 学校選択の変化[42]~横浜雙葉
29 英国で白梅学園清修一期生が直面した真理
30 学校選択の変化[12]~吉祥女子
31 学校選択の変化[16]~立教女学院
32 学校選択の変化[47]~渋谷教育学園幕張(男子)
33 海城の将来構想の考え方(4)
34 学校選択の変化[8]~鴎友学園女子①
35 大学入試でもパワーを発揮する頌栄女子学院の海外帰国生
36 学校選択の変化[35]~桐光女子部
37 学校選択の変化[11]~栄光と聖光
38 学校選択の変化[21]~明大明治(女子)
39 田村先生の私学経営の挑戦<2>
40 聖学院の魅力広まる
41 海陽中等教育学校は侮れない
42 学校選択の変化[38]~学習院女子
43 学校選択の変化[15]~豊島岡女子
44 立教女学院で創造的人材が育つ(1)
45 白梅学園清修の第1回説明会
46 学校選択の変化[10]~慶應普通部
47 学校選択の変化[48]~渋谷教育学園幕張(女子)
48 中村中の説明会の進化
49 学校選択の変化[17]~筑駒
50 学校選択の変化[5]~駒場東邦
51 学校選択の変化[45]~湘南白百合
52 海城の将来構想の考え方(3)
53 学校選択の変化[29]~慶應中等部(男子)
54 学校選択の変化[26]~立教池袋
55 田村先生の私学経営の挑戦<了>
56 学校選択の変化[30]~慶應中等部(女子)
57 自己の閉塞状況を破れる自由の森
58 湾岸エリアに誕生した共学進学校、かえつ有明への大きな期待!
59 学校選択の変化[9]~フェリス
60 学校選択の変化[25]~早稲田実業(男子)
61 学校選択の変化[4]~女子学院
62 学校選択の変化[24]~早稲田実業(女子)
63 学校選択の変化[31]~香蘭
64 学校選択の変化[34]~桐光男子部
65 学校選択の変化[46]~白百合
66 学校選択の変化[18]~芝
67 学校選択の変化[22]~慶應義塾湘南藤沢中等部(女子)
68 学校選択の変化[27]~浅野
69 富士見中の確かな教育力
70 世界を変える京北学園
71 海城の将来構想の考え方(5)
72 学校選択の変化[33]~青山学院(女子)
73 筑駒のツッコミ力
74 宝仙理数インターの先見性に期待がかかる
75 晃華学園の教育力の証明
76 学校選択の変化[7]~共立①と大妻①
77 学校選択の変化[13]~桐朋
78 自由でのびのびした学園生活が人気の神奈川大学付属
79 神田女学園の教師の高い質(2)
80 6年後横浜山手女子はナンバーワン【1】
81 学校選択の変化[14]~雙葉
82 学校選択の変化[23]~慶應義塾湘南藤沢中等部(男子)
83 獨協埼玉の人気
84 サレジオ学院の魅力
85 学校選択の変化[2]~桜蔭
86 渋谷幕張のパンフレットから見えるコト(1)
87 学校選択の変化[3]~開成
88 学校選択の変化[6]~海城①
89 Nettyクリエイティブ・スクール(7)~大妻多摩
90 晃華学園の教育力
91 6年後横浜山手女子はナンバーワン【4】
92 三輪田学園の新たな不易流行
93 かえつ有明の文化再生産システム着々(2)
94 学校選択の変化[1]~麻布
95 女子学院の教育力(2)
96 千葉高校併設型中高一貫教育校開設準備本格化
97 東京女子学園が伸びる理由【2】
98 宝仙理数インターの本気の教育~戦略と情熱と
99 光塩女子学院の学年共同担任制
100 かえつ有明の新しい実践着々と

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2007年9月27日 (木)

横須賀学院飛躍の時が来た

横須賀学院改革については、年始から聞き及び、ワクワクしていたが、その促進力はパワフル。大学合格実績について、ネッティリポートにこうある。

今春も国公立大学が前年の2・6倍の合格者数(7名→18名)に伸びているのをはじめ、早・慶・上智大、東京理科大、MARCH5大学など難関私立大への合格者(57名→100名)が確実に増えていますが、なかでも青山学院大への合格者数は前年の1・7倍(11名→19名)に増えています。今後は、こうした青学大との連携が深まるに連れ、さらに進学希望者が増えて合格者も増加するはずです。もともと青山学院の分校、第二高等部として誕生した同校の系譜をたどれば、それは自然なことといえるでしょう。

★ちょっと待った。青学大との連携は、今まさに始まったばかりなのに、すでに実績が増えているというのはどういうことなのだろう。その理由は推測に難くない。青学大との連携が今始まっているということは、その準備は数年前から着々となされていたことを示している。この改革路線が信頼性のあるもので妥当だからこそ、その準備の過程で、良好な結果を同時進行的に生み出せるのである。ということは、いよいよ始まったのだから、今後の飛躍はかなり期待できそうだ。

★それにしてもこの連携プログラム、さすがはアメリカのプロテスタント学校のコンセプトがベースだなと感心させられる。他の学校の連携プログラムにはないし、公立学校ではあり得ない創意工夫がなされている。

★たとえば、中学1年生の「マーケティング入門」プログラム。国語の小説プロジェクトと連動しているのだが、オリジナルの小説を書いたら、次にはそれが売れるかどうかの編集マーケティングをするというもの。

★アメリカでは、高校や大学で論文や小説を書く講座があるが、日本の学校にあるように、「文集」にして終わらせるということはない。出版するにはどうしたらよいかまでプログラムがある。

★アメリカはともかく、横須賀学院はキリスト教主義の学校なのに、お金の授業をやるのかと思われるかもしれない。ところが違うのである。言葉はロゴスであり、ロゴスは光であり、光は神である。神の言葉や光やロゴスはオープンで普遍で、広がらねばならないのである。アメリカ・プロテスタンティズムの発想である。お金は儲けるためにではなく、横須賀学院の生徒のタレントを強化するのに大いに役立つのである。

★書くという行為は、自分のためにだけ書くのではない。そこには語り合う他者が存在し、その対話に信頼性と正当性と妥当性を保障する言論の自由がある。そしてこの自由はキリスト教主義的自由。真理はあなたがたを自由にするという。ここのところが理解できないと、イギリスから生まれた近代民主主義の理解は難しい。日本に民主主義が根付かないのはそんなところにも理由があるが、横須賀学院と青学大との連携プログラムは、そこに光をあてるものでもある。

★横須賀学院の学園革命は、学内にとどまらず、未来の社会に通じる。麻布同様に≪私学の系譜≫に位置している。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月26日 (水)

獨協埼玉の人気

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で獨協埼玉もまたすべての入試において志望者数前年対比はアップしている。

★2001年に中学が開設され、今年の春中学1期生が卒業した。その大学合格実績は、1期生にして大成功だったのではないだろうか。国公立・早慶上智・理科大・MARCHの合格者数は卒業生数の58%を占める。

★しかしながら、大学進学が第一義の教育コンセプトではない。多角的な成長ステージを用意している総合的な学習のプログラム(コミュニケーション・ステージ、ネーチャー・ステージ、コミュニティ・ステージ、ボランティア・ステージ・・・)の創意工夫や幅広い部活動、イベントなど学園ドラマをイメージさせる教育力。とにかく生徒たちは明るい。内省的とか省察的とか内面の静かな光というような雰囲気ではない。

★溌剌と発信型で活動的生徒が多いというイメージ。それが人気に結びついているのではないだろうか。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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読売新聞の鋭い視点

今日(2007年9月26日)の読売新聞「教育ルネサンス」で「テストを生かす(2)」は実におもしろい。「読解力向上へ独自教材」というテーマで、「読解力」は何かを問うている。

★同特集によると、<神戸市は2003年から、小学5年と中学2年に学力定着度調査を実施してきた。文部科学省が学習指導要領の成果を見る教育課程実施状況調査の過去問題を活用し、全国との正答率の比較も試みてきた。3年間の調査で、基礎学力の定着度は「おおむね良好」。しかし、特に小学生で「長い文章を読み込む」「資料や統計から意味や背景を読み取る」「読み取った内容を自分の文章でまとめる」など、国語に限らない総合的な「読解力」に大きな課題を抱えることが浮かび上がった。>と。

※この「総合的な『読解力』」を「PISA型読解力」と編集者はとらえようとしているようだ。

★そして国語に限らない総合的「読解力」を身に付けさせるための教材を探したが、今の児童は読書量が少ないから、本を直接教材に使うわけにはいかない。そこで独自教材!というわけである。その新しい生き活きとした教材については、記事をご覧頂きたい。

★おもしろいなぁと思ったのは、何気ない次のフレーズである。「市教委が憂慮したのは読書量の少なさだ。学習意識や生活実態の調査で、雑誌や漫画以外、1か月に本を1冊も読まない児童生徒が約3割もいた。」

★ここには、「総合的な『読解力』」と言っていながら、読解の対象とはやはり純文学や論文だと思いつつ、実態に合わせ、いや妥協し、いや迎合していると負い目を感じている大人がいるという鋭い、でもさりげない突っ込みがある。

★市教委の人々は、ポケモンの世界をぜひ理解すると良い。葛藤しながらモンスターは能力をアップし、成長していくのだが、その理屈には、ちゃんと能力がカテゴリー分けされ、レベルの基準ができあがっている。このモノサシを子供たちが理解しながら、物語を自ら理解しているのである。これこそPISA型の読解リテラシーの世界。

★またまた、それこそウケねらいでしょうと言われるかもしれない。それならばあさのあつこさんや佐藤多佳子さんという作家にインタビューされるとよいかも。要は表現は違えども創作に純粋な魂とその覚悟があるものは読解の対象になるのだ。その魂と覚悟を見極めず、レッテル貼りで評価する大人のフィルターこそ批判されなければならないのだが、この批判的視点は、PISA型読解リテラシーの能力では「熟考と評価」カテゴリーに属し、レベルは最高の5段階に属する能力だ。

★大人たちにとってミクロな領域に過ぎないかもしれないが、テストや読解というのは、子供たちにとってはリアルな学習領域で、ストレスも高い。なるほど「ルネサンス」だ。大人という一般人の通説をコペルニクス的スコープで転回せしめるのだから。「教育ルネサンス」的戦略とはこれだったのか。ジャーナリズム魂が向こうに見える。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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洗足学園の人気

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で洗足学園もまたすべての入試において志望者前年対比はアップしている。毎年人気はあるが、その傾向は今年も変わらない。

9月センター模試データ[1]~2月1日女子選択校

9月センター模試データ[3]~2月2日女子選択校

9月センター模試データ[11]~2月5日以降女子選択校

★その理由は、理想と現実の二重螺旋竜が天を勢いよくのぼっているからであろう。大学進学実績の上昇、ニューヨークの高校国連での活躍、モンゴルでの文化交流、弦楽や管楽の演奏、中学の論文とそのプレゼンテーション、スカッシュのコートまである多様なスポーツ活動、リベラルアーツへの挑戦、内村鑑三的2つのJというキリスト教主義的理念の構築・・・。

★これらが洗足物語というより、それぞれの生徒が、洗足のDNAを継承しつつ、自分の物語を形成していく環境にあるからだ。ここ20年の間に幾多の改革を遂行してきたのだろうか。名門校物語を短期間に編集した学校である。その編集長、仕掛け人、リーダーは、もはや言うまでもない。校舎の入り口に進む時、左手の船長室で今、そして明日を見つめている。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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白梅学園清修の人気

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で白梅学園清修も志望者前年対比はアップしている。

9月センター模試データ[1]~2月1日女子選択校

9月センター模試データ[3]~2月2日女子選択校

9月センター模試データ[9]~2月4日女子選択校

★その理由は、いろいろある。ユニークな65分授業、エリアコラボレーション、体験探求型プログラム、英国研修、数学プレゼンテーション、さわやかな風・やわらかい光・コンテンポラリーアートの雰囲気が埋め込まれている教育空間、情熱的な教師、対話に満ち溢れている教師と生徒、教師と保護者・・・。挙げていくときりがない。

★そして最も優れたところは、リアルな世界とWebの世界を見事に統合するシステムを生み出す力。清修のサイトを開くとそれがわかる。最近広報活動が活発な学校にみられるように、学校の様子を毎日のように更新しているページがある。ここまででも進んでいる方なのだが、これはどちらかというと客観情報。

★清修の場合は、さらに柴田教頭による「清修だより ~緑浄春深~」がほぼ毎日更新されている。柴田教頭の一見雑感風ではあるが決して主観ではない。必ず保護者を中心とする対話の紹介になっている。内容は清修の日々の生活の背景にあるベクトルの確認。客観情報とも違う。柴田教頭と保護者の主観が相互に対話して作っていくインタラクティブな主観(「相互主観」) なのである。

★このページはたしかにWeb内の文字に過ぎないが、それはたいへん細部に渡る深い清修のリアルな(いいことばかりではないのだ)日々の生活とその中で変化する生徒たちの心身とそれを陽だまりの眼差しで見守っている保護者と教師の本当の姿なのである。

★このような目配り・気配り・愛コンタクトがあるがゆえに、生徒たちにとって、白梅学園清修はパラダイスなのである。ある保護者はこう語る。「白梅学園清修は夢のようなありえない学校です」と。もちろん実在している学校だ。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月25日 (火)

立教女学院の人気の理由

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で立教女学院の志望者も増えている。同学院の良質教育を理解できる学校選択者が多くなっているということを意味する。

★良質といっても破格な質なのだが、そのことに気づける学校選択者こそエスタブリッシュな資質を有している。立教女学院の精神のルーツは、米国聖公会というアメリカの大統領のほとんどの出身プロテスタントのグループにある。校舎、庭園、チャペル、パイプオルガン、廊下、ギャラリー、芸術、スポーツ、学問などすべてにおいてリベラルアーツが貫徹している。

★米国聖公会といえば、ヒッチコックのサイコなどで揶揄されるようなアメリカ東部の上層階級の気品を思い浮かべてしまうかもしれない。野心と野望を抱きながらも、成功したらしたらで手放しで喜ぶことをしない謙虚な気品ある雰囲気。西部とは全く反対。

★ところが立教女学院の雰囲気はまたその気品の雰囲気が違う。素直だが知的といった雰囲気。何言っているかわからないと言われそうだが、とにかくこのニュアンスの違いを知りに説明会にでかけてはいかがだろう。[本間 勇人 Gate of Honma Note

【参考】

立教女学院で創造的人材が育つ(1)

立教女学院で創造的人材が育つ(2)

立教女学院で創造的人材が育つ(3)

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テストを自ら活用する時代到来

今日(2007年9月25日)から、読売新聞「教育ルネサンス」で「テストを生かす」という特集が連載。今年行われた全国学力テストの結果がもうすぐ出る予定になっているので、それを踏まえ、テストの新しいベクトルを丁寧にさぐっているようだ。

★第一回目は「項目反応理論」を使ってテストを生かしている例が紹介されていた。「項目反応理論を使ったテストは、生徒の到達度に応じ、パソコンが自動的に問題を組み合わせてくれる。基礎でつまずいている子には難問奇問は負担にしかならず、学力が高い子には簡単な問題は面倒なだけ。そのストレスを緩和できるし、終わったらすぐ結果が出るから、見直しも容易だ。」と京都府長岡京市立長岡第四中の松宮校長と東邦大学の菊池准教授とのコラボレーション。

★この「項目反応理論」は、もともとはテストの問題が違っても、同質の問題はいかにして可能かの追究から生まれたのだと思う。アメリカのETSでは「多次元項目反応理論」の研究が進化している。日本では、まだまだそこまでは進んでいない。ともあれ、問題に難易の幅がありすぎると、つまり基準がばらばらだと学力の判定ができないからというのは言うまでもないだろう。

★この理論を使うと、たしかに「基礎でつまずいている子には難問奇問は負担にしかならず、学力が高い子には簡単な問題は面倒なだけ。そのストレスを緩和できるし、終わったらすぐ結果が出るから、見直しも容易だ」ということになるのだが、このシステムを子どもが自分で使えるようになると、実はロシアの天才教育哲学者ビゴツキーのいう「最近接領域」の学びが可能になる。

★自分の学びを、他者に評価づけられ、その指導に誘導されて勉強させられる環境から、自分の学びを自分のペースで、自分の選択判断でできるようになる。すごい社会が到来してきたものだ。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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桐朋女子盛り返すか

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で桐朋女子も志望者数が増えた学校である。ただ若干増えただけなので今後どうなるかはわからないが、期待したい。

9月センター模試データ[1]~2月1日女子選択校

★というのも若き日私学を好まなかった大江健三郎氏が絶賛する教育の質を保っているのが桐朋女子だからである。氏は小泉八雲の目線を愛しており、世界の痛みと常に直結している芸術家である。

★その芸術家の直観を信じたい。また桐朋教育のリーダー務台理作先生の理念が脈々と続いている。つまり私学の系譜の保守本流でもある。先生は旧教育基本法制定の時の影響力あるメンバーでもある。

★それはともあれ、日本の学校にあって、これほど個性的な生徒が集まっている学校は少ないのではないか。こういうユニークな学校の生徒数というのは少なくて、経営上困っているところがほとんどであるが、1学年300名弱を常にキープしているというのは、経営手腕が強力だということもあろうが、本当の意味で個性を保守する教育が評価されているからである。

★桐朋女子の教育は入試問題からという考え方は有名だが、その試験問題の問いや口頭試問での問いかけ方から教育の質の高さを察するのは難しくない。ただ、これほどグローバルな教育の質を持ち、実際に世界で活躍している卒業生がたくさん輩出されているのに、時に、なぜこんなに防衛コストが高いコミュニケーションをとるのだろうと驚かされるときがある。

★桐朋女子の教育のこだわりといってしまえば、それまでだが、ブレイクしない理由がそこにあるのかもしれない。大衆的見識に迎合しないという点ではよいのかもしれないが。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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宝仙理数インターの先見性に期待がかかる

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その際、志望者数が5人以上という条件で抽出してきた。すると見逃せないのは宝仙理数インターの志望者数。昨年の9月段階では、データがなかったので、前年対比ができなかった。そのため、一覧リストには登場してこなかった。しかし、今年は、着々と9月の段階から志望者数が集まってきている。

★グローバルスタンダードで構築している(現在進行形)学びのプログラムは、在校生にとっても学校選択者にとっても魅力がある。2010年以降、日本社会はあらゆる分野において世界に門戸を開かなくてはならない。今でも十分に開かれているように思われるかもしれないが、労働も教育も貿易も産業もまだまだ不十分。

★しかし、このままではいられないのも事実。すると国際ルールや国際標準、世界のモノサシで共に歩いていかねばならなくなる。教育においては理数的思考、コミュニケーションスキル、リベラルアーツは絶対条件になるだろう。

★学習指導要領は果たして世界のモノサシをあてたときどうなるのだろうか。実は全くあてることができないという恐ろしい事態が待っている。このことを知っているあるいは鋭い感性で感じている学校選択者は宝仙理数インターというノアの教育に期待をかけるのである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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自由でのびのびした学園生活が人気の神奈川大学付属

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で神奈川大学附属もまたすべての入試において昨年に比べ志望者数が増えている。

★今年に限らず毎年人気のある学校であるが、その傾向が今年も持続。その理由は、「自由でのびのびした学園生活」を送れるということに尽きるだろうが、おそらく肩に力がはいらずにグローバルスタンダードで学びができる環境、協力し合いながら探究できる環境が出来上がっているということだろう。

★「自律分散協調系」という体制は、昨今の東京大学の研究組織のあり方を象徴する言葉だが、このような状況が、神奈川大学附属の学びの環境においてコモンセンスとなっているのではないか。

★専門性も充実しつつ、教科を横断して協力し合える環境。ポスト近代的校舎環境かつポストモンダン的情報施設などなどが自然に「ある」環境が、オープンで明るくて心地よい。これは学校選択者が説明会に参加して感じることのようだ。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月24日 (月)

湘南私立中学フェスタ2007開催

07 ★本日、鎌倉女子大大船キャンパスで、湘南私立中学フェスタ2007が開催された。湘南エリアの私立中高一貫校22校が参加し、湘南の私立中高一貫校の教育の質の高さ奥行きの深さを披露した。学校説明会のブースのスペースで、もの作り体験(ワークショップ)ができるように創意工夫をしている学校もあった。このような学校は授業の中にディスカッションや調べ学習がプラスされている場合が多い。実際に湘南白百合は今年行われた、日弁連「第1回模擬裁判選手権」で優勝しているぐらいだ。

07_2 07_3 ★部活のパフォーマンスも行われた。聖なる歌声、荒ぶる神の声の再現、虚空を舞うバトン、金賞受賞のマーチングバンドの響き、そして剣の道を風の音が飛んだ。

07_4 ★また入試問題について各校の先生方が本音でトーク。どんな勉強をしてきてほしいのか、入試問題を通してどういう学力をつけてきて欲しいのかなどについて、それぞれの学校の特色が飛び出た。丁寧なコミュニケーションと自分の意見を大切にする横須賀学院。漢字から記述まで木目細かく採点する山手学院。長文と大量記述をこなせるタフな頭脳を要求する公文国際。本格的な読解記述は、中学に入ってからいっしょに勉強しようという国語が苦手な生徒にとって歓迎すべき鎌倉学園。なるほど入試問題は学校の顔である。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月23日 (日)

大学合格実績のよい女子23校の差異は何か?

07_2 ★前回の大学合格実績のよい男子22校の差異は何か?と同じように、2007年の「東大・京大・早慶上智・ICU・MARCH合格者総数」の卒業生数に対する割合が80%超える女子校に絞って志望者数の傾向をみてみた。複数受験のある学校についても、前回同様に一回目の志望者の前年比を使い、表のようにした。

★男子とは違い、23校すべてクオリティスコアが2.8以上の女子校で、進学指導以上の教育の質が特色の学校ばかりである。この23校においては、大学進学実績だけで選ぶわけでも、質の高さだけで選ぶわけでもなく、おそらくもっと違う選択指標があるのであろう。

★たとえば、前年対比100%以上の学校を見てみると、桜蔭中学校、吉祥女子中学校、洗足学園中学校、普連土学園中学校、横浜共立学園中学校、大妻多摩中学校、富士見中学校、雙葉中学校などは、やはりこれはという特色がすぐ浮かぶ学校ばかりである。

★他の前年対比100%いっていない学校も、実はかなりトガッタ特色を持っている。晃華学園や光塩は、MARCHの附属中学に包囲され、むしろ地理的条件はそれほどよくないわけだから、ふんばっていると理解した方がよいだろう。

★品川女子は十分にその教育の特色の評判は浸透しているが、難しくなっているので敬遠されている可能性がある。隔年現象を繰り返すレベルの学校になりつつあると理解した方がよい。

★女子校はここにあげた23校だけではなく、質の高い学校に関しては、ある程度の大学合格実績は必要ではあるが、高い質とある程度の実績があれば、あとはトガッタ特色の好みで選択されると考えるのが妥当ではないだろうか。

★実はここではまだ公表していないが、大学進学実績とクオリティスコアの2つの選択指標の相関係数が高いのは男子校で、女子校はそれほど相関はないのである。

★結局男子校の選択は投資型で、女子校は消費型であるというベクトルは変わっていないのである。ただし、質を重視し始めたのは21世紀に入ってからである。マスコミも3年ぐらい前から、そこを探ろうとしている。そういう意味では男子の選択判断は「投資×消費」志向で、女子の選択判断は「消費×消費」嗜好ということなのではないだろうか。選択者の要求は高くなっているということだろう。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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大学合格実績のよい男子22校の差異は何か?

07 ★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で2007年の「東大・京大・早慶上智・ICU・MARCH合格者総数」の卒業生数に対する割合が80%超える男子校に絞って志望者数の傾向をみてみた。複数受験のある学校は一回目の志望者の前年比を使い、表のようにした。

★すると相関係数は-0.07で、大学合格実績と志望者数の増減の相関は全くない(相関係数を出すまでもく、表を見ればわかるが、念のため)という結果になった。このランクの大学に80%の生徒が受かる学校は、もはや大学合格実績の指標だけで選択されていないということだ。

★では、なぜこの22校の男子校で、このような差異がでてくるのか。

①隔年現象

②地理的条件

③選択者の偏差値に見合った学校を選択するという合理的・計算的選択判断

④受験相談などのフィルターの影響

⑤学費などの経済的条件

★いろいろ考えられるが、③は大きいかもしれない。これだけの男子校である。チャレンジしなくても6年後保証されるし、その間にブランド力も高まるという合理的で投機的な発想が、学校選択というゆるやかではあるが市場の原理が働くところでは、あるのだろう。

★⑤の学費については、高いか安いかという問題だけではない。助成金の額の問題もある。学費が安くても、助成金が少なければ、その学校が教育にかけられる経済パワーはそれほど大きくない。倹約・節約という経済環境と質実剛健という教育環境が妙に一致するのはおもしろい。経済と教育は現実密接な関係にあり、教育に金のはなしは関係ないという教師がいるとしたら、おかしな話。たしか、あの内村鑑三も理想を追究するために生きるにはお金は必要であると論じていた。

★もっとも創設以来の蓄積された経済力がある学校もあるので、学費と助成金だけでは判断できないところも多々ある。

★では、何が決定的に志望者が集まる要因なのだろうか。武蔵中学校、海城中学校、巣鴨中学校、城北中学校、麻布中学校、栄光学園中学校、筑波大学附属駒場中学校、サレジオ学院中学校、城北埼玉中学校の順に前年対比(100%以上)が高いが、よく見てみると、大学合格実績をはみ出た教育の特色を表現し、それが一定の口コミとして評判づくりがなされている学校が多い。埼玉エリアの場合は男子校自身が少ないので、まだまだ大学合格実績が中心的選択指標かもしれないが、東京と神奈川エリアにある上記の学校は、そのトガッタ特色が、多くの学校選択者に認知されている。つまり①~⑤以外の文化的あるいは芸術的あるいは思想的特色としての共同幻想ができあがっているのである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月21日 (金)

中村中の説明会の進化

★生徒募集において、大学進学実績において、学びのグローバリゼーションにおいて注目を浴びている中村中学校。その成功は、常に新たな挑戦をしているところにあるし、その挑戦に教師も在校生も保護者も一丸となっているところにある。創造性は挑戦という防衛コストが低いところにこそある。

★今年の9月15日の説明会は、大盛況であったわけであるが、同時に説明会自体の革命の成功でもあった。梅沢教頭先生こう語る。

「今回の説明会のコンセプトは『より近く・同じ目線で』というもの。今まで、体育館で説明会を行っていて感じていた私たちの印象が『参加者との距離感』でした。舞台の上から話す距離感をなんとかしたいと思っていたのです。そこで、いっそ舞台から降りてしまおう。そして、本校生徒に多数(今回は20名でした)参加してもらって、ブロック(今回は20ブロックでした)ごとに、それぞれの学校生活について話してもらおうと決断しました。話す内容は、受験生にカード(6枚用意しました)をひいてもらって、出た内容について語るというスタイルにしました。受験生の選択の意志も大事にしたかったのです。もちろん、校長も私もフロアーに降りて間近でお話しをしましたが、実際に受験生と保護者を目の前にしてみると、このライブ感にはものすごい熱を感じましたし、受験生や保護者との絆をつくれる在校生を誇らしく思いました。説明会も本校の学校生活・授業が求めているこの熱いライブ感と一致することができたと実感がもてました。」

★中村の挑戦とは、しかし、決して新奇なものを生み出すのではないのだなと感じた。いつも心に抱いている、生徒、保護者との対話の距離の感覚。いったんつながったからといって持続可能ではない。どのようにしたら信頼関係をつづけていくことができるのか?この不安の感情こそ、人間にはなくてはならない存在感情である。対話は大事ではある。しかし、形ではなくいつも互いの存在を気遣える対話を持続可能にしていくには、不安とその解消の二重螺旋の挑戦の歴史なのだ。中村のシンボルがフェニックスなのは人間の存在感情を忘れない響きが鳴り止まないからだ。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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昭和学院秀英の人気の理由

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で昭和学院秀英中学もまたすべての入試において昨年に比べ志望者数が増えている。渋谷幕張と並ぶ2強(秀英の先生方の野望の本音は超えることだろうが)の準備が着々と整っていることの兆しだろう。

★渋谷幕張、市川、東邦大東邦との大きな違いは、ハードとして際立ったものがないということ、誰でも見てわかる目玉になるようなソフトがないことである。

★しかし、これら3校にあるソフトはすべてそろっている。そして今春その証明がなされた。東大を始め国公立大学、早慶上智の合格者の飛躍がそれだ。現役合格にこだわると、2強という線はかなりいけるのではないだろうか。

★もっとも、昭和秀英の強みは、授業・行事・部活の完全三位一体システムなのである。その三つを結び付けているメディアは、一人ひとりの教師の言葉力と対話力なのである。どの授業が売りだとか、どの行事が活発だとか、どの部活に力を入れているということではない。生徒1人ひとりが意欲と問題意識とチャレンジ精神を発揮できるように、生徒の活動しているところをすべて対話の居場所に変容させるパワーなのである。

★たいていの学校は、教師の質の幅が大きい。だが秀英は違う。一定水準を超えた上でのばらつきだろう。高いハードルを設定し、それを超えるのが当たり前という雰囲気を創りあげているのが特徴なのだ。

★ここ1、2年の間、テレビや一般雑誌で取り上げられるようになっている。昨今、マスコミも大学合格実績という定量的情報だけではなく、教育の質という定性的情報を見える化することの重要性に気づいている。そういう新しい切り口で、昭和学院秀英を見ているのである。もし秀英が麻布のような「論集」(渋谷幕張はすでに出しているが、まだ「論集」のレベルに達していない。秀英の先生方の野望をかなえるチャンスはここにあるかもしれぬ・・・)を発刊できるようになると、名実ともに30年かからずに名門校になった千葉2強の私立中高一貫校ということになるだろう。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月19日 (水)

白梅学園清修の言語力育成[3]

★前回の「白梅学園清修の言語力育成[2]」で、<一般に「○○力育成」というと、すぐに教材開発、指導計画、メソッドという話になる>と述べた。清修の場合、この部分の研究は先生方が日々協力し合って行っている重要なところであるが、同時に生徒不在の研究にならないように工夫されている。

★森本先生(国語科)も戸塚先生(数学科)も心の落ちついている生徒は授業をよく聞くことができる。そしてそれが学力の向上につながると語る。「だれでも授業に臨むとき心が落ち着くものですか?」とたずねると、「いやそうではないですね。ですから、心が落ちつけて授業に臨める姿勢を創ることが必要です」と。

★当然それはどうやって?とたずねたくなったのだが、少しは私も理解していますよというアピールをしようかと思い、不遜にも「そのような姿勢を作るのに、朝の声かけなどが関係しているわけですね」とオープンエンドではないたずね方をした。

★すると柴田教頭が「そうですよ。そこは私たちが説明したいところです」とそれ以上私がベラベラ話すのを制した。ここは柴田教頭が話さなければならない理由があった。さすがは戦略型リーダーである。

★教材開発や指導計画は生徒1人ひとりの興味と関心を刺激しなければならない。興味と関心が生まれれば、だれでも集中するし、心が落ちつく。落ちつくといっても心がワクワクしている状態。この生徒1人ひとりの興味と関心に気づくには、教師はいろいろな場面で生徒と対話をしておく準備が必要。対話は文字通りの言葉だけではない。表情やボディーランゲージも含まれる。どんなことに反応しどんな感情を抱いているのか、そしてその背景雰囲気を感じ取るのが大事だという。

★なるほど、このように柴田教頭が話されたのは、重要なほのめかしがあったのだ。国語科と数学科の先生の話と柴田教頭の話がつながっていることを、私にわかりやすく説明してくれたのだ。学校というのは組織である。それぞれのロールプレイが決まっている。だから、それぞれの役割をプレゼンしてくれると、聞き手が明確に役割の違いを可視的に意識できる。そして大事なことは、違うと同時につながっているということを聞き手に伝わるように配慮すること。

★授業がミクロだとは思わないが、仮にミクロとし、教頭のマネジメントをマクロとすると、教材開発や指導計画と生徒の状況を結びつけるという教師の言語能力こそ、ミクロとマクロを結びつける秘密だったのだということになる。

★鳥肌が立った。人間のDNAというのは血液の循環と神経の回路と言語の交換を、こんなにも計算し尽くしているものなのだ。それを白梅学園清修の先生方は理解し、日々の生活全体で、生徒とかかわっているのだと思い知ったからである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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田村先生の私学経営の挑戦<了>

田村先生の私学経営の挑戦<2>のつづき。前回、日本経済新聞「人間発見」(夕刊:2007年9月10日~14日)で連載された田村哲夫先生(渋谷教育学園理事長)の「私学経営の挑戦」の最終回では、インタビュアーによって、渋谷教育学園の戦略ビジョンの一部が引き出されていると書いたが、そのビジョンはかなり過激。田村先生はこう語る。

個人的な意見ですが、高校は原則、民営化して私立にしたらどうでしょうか。高校教育を公立でする意味は全くありません。今の公立高校を民営化したら当初はかなり混乱が起こるかもしれません。でも学校は、へたしたらつぶれるという状況に置かれます。そうすれば学校は変わります。さらに言えば、高校の民営化に合わせて中高一貫校の中学部分は、義務教育の枠組みから外せばいい。一貫教育とは中学生を高校生として教育すること。国として必要な最低の基本的知識を伝える義務教育の範ちゅうに、一貫校を入れるのは間違いです。そして奨学金を充実させ、教育の機会均等を図るのです。・・・

★あまりに理想論ではある。しかし、このぐらいの覚悟でという気概はわかる。とはいえ、もし本当に田村ビジョンが本当に実行されたならば、現状の高校生の半分は、高校に通わなくなるだろう。なぜなら今でも大学全入といっても、それは進学を希望している受験生が対象であって、高等教育に進む率は50%ぐらいだろう。高校がすべて私立学校になったら、高校進学率は現在の97%から50%にガクっと下がるのではないだろうか。

★しかし、そんなことは田村先生は百も承知のはず。短大はコミュティ・カレッジ化し、働きながら勉強したい人は勉強して、さらに研究を続けたければ、四大に編入するというアメリカのような動きが起こることを期待しているのかもしれない。

★高卒認定試験(大検)も、年々増えているが、田村ビジョンが実現すると、飛躍的に伸びるだろう。大検から高卒認定にシフトしたとき、すでにこのことを田村先生は思い描いていたのかもしれない。

★教育における規制緩和。田村ビジョンの背景にはこれがあるのかもしれない。安倍首相辞任により、教育再生会議や中央教育審議会の動きは、新保守主義から一転して再び新自由主義の流れに戻るのか。中教審メンバーの一人である田村先生は、そのことをいちはやく察知されているのかもしれない。ただし、小泉政権時のような急進的新自由主義にまでは戻れまい。ということは結局、田村ビジョンも理想で終わるしかないのか。

★いや、いずれにしても国内で教育議論をしていても、変わる要因がない。そこで田村先生は海外の教育につなげる努力もしていたわけか。国内リソースと海外リソースをかけあわせる複合的戦略を。このような発想は、ひとり田村先生だけではない。田村先生とは異なる複合戦略を考えている私学経営者もいる。田村ビジョンが有効かどうかは、まずは議論を始めてみることからだろうが、政府は私学経営者の知恵をもっと参考にしたほうがよい。強み弱み分析、3C分析、KFS分析など得意な戦略マニュアルを活用するなら、私学と公立を公平に比較分析するのは当然である。東大教育学部をはじめ、日本の教員養成の高等教育でそれがまったくなされてこなかったのは、少し考えると、恐ろしい歴史的事態である。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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横浜富士見丘学園中等教育学校の人気続伸

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で横浜富士見丘学園中等教育学校はすべての入試において昨年に比べ志望者数が増えている。校舎移転、新校舎完成、校名変更、新しい中等教育プログラムの条件がそろった同学園に大いに期待がかかっているからだ。

参考①→9月センター模試データ[1]~2月1日女子選択校

参考②→9月センター模試データ[3]~2月2日女子選択校

参考③→9月センター模試データ[5]~2月3日女子選択校

参考④→9月センター模試データ[11]~2月5日以降女子選択校

★横浜富士見丘学園中等教育学校の改革は、豊岡稔校長の就任によってスタートするが、その改革実行のスピードは実に速い。良質教育の条件が次々と整っている。

今年の3年生(中3)からは、3月に「ドイツ海外研修」を実施するという新プログラムも増える。豊岡校長先生は「フランクフルトでのホームステイや、ベルリンでの平和学習など10泊12日の行程で、現地の若者との交流の機会もできるだけ持つ予定です。中学でのドイツ研修は日本初なので、画期的と言えるでしょう」と。

★たしかに新校舎や教育システムという制度の変更、新プログラムは可視化されていてわかりやすい。しかし、受験生や保護者は、その目に見える教育の条件の背景にある横浜富士見丘学園中等教育学校の先生方の努力と情熱に気づいているから、なおさら同学園の魅力を感じているはずだ。

★というのも豊岡校長先生は、このような改革期の盛り上がりを、いかにして持続可能にするかを改革当初から考え、教師の質の向上プログラムを実施してきたからだ。そのプログラムとは、1つひとつの改革プログラムを、先生方が自分たちの手で一丸となってやっていくこと。当たり前だが、大変難しい。その先生方の挑戦する姿を受験生や保護者は見逃さないし、それが最も重要だと感じてもいるだろう。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月18日 (火)

帰国生受け入れ校いろいろ

★前回の「田村先生の私学経営の挑戦<2>」で、田村先生の次のような発言を紹介した。

帰国生を受け入れて、その能力をさらに伸長する教育を行えるトップクラスの公立高はほとんどないように感じます。伝統校は新しいことに挑戦しない。受け入れの中心は新設校です。帰国生教育は新たな時代に対応する教育を実践できるすごい可能性を秘めているのですが・・・。

07 ★このお考えには基本的には賛成であるが、実際に帰国生を受け入れている学校は、必ずしも新設校ではないなとふと思ったので、帰国生総応募者数(2007年)10人以上の学校をリストアップしてみた。やはり伝統校のほうが圧倒的に多い。したがって、新設校が新しい教育に挑戦し、伝統校はそのようなことはしないとはなかなか決め付けにくいし、帰国生を受け入れていれば、伝統校も新しい教育システム構築に挑戦しているかというと、必ずしもそうも言えない。

★田村先生のおっしゃる帰国生教育は、どうやら①帰国生をたくさん受け入れ、②授業の中で帰国生と一般生のシナジー効果を生み出すシステムというものではない。③これらの条件にさらに世界で活躍するための積極的海外大学進学システムの構築も加わると考えた方がよいだろう。

★これら3つの条件を明確に備えている学校といえば、渋谷教育学園は言うまでもないが、上記リストの中では、私の知る限り、頌栄、洗足、桐朋女子、攻玉社、海城、聖学院、慶應湘南藤沢、公文国際、広尾といった私学ではないだろうか。注目すべきは今春から明確に帰国生募集を打ち出した桐光学園。大学進学を乗り越える教育を標榜しているし、次代を担う人材育成教育に本格的に取り組んでいるからである。桐光学園の帰国生教育システムは今後が楽しみである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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田村先生の私学経営の挑戦<2>

田村先生の私学経営の挑戦のつづき。日本経済新聞「人間発見」(夕刊:2007年9月10日~14日)で連載された田村哲夫先生(渋谷教育学園理事長)の「私学経営の挑戦」の最終回は見逃せない。インタビュアーによって、渋谷教育学園の戦略ビジョンの一部が引き出されているし、公立学校だけではなく、伝統私立校への挑戦状でもあるからだ。田村先生はこう語る。

従来型教育では絶対に生まれないような新しい高校生が間違いなく増えています。帰国生はその1例です。帰国生を受け入れて、その能力をさらに伸長する教育を行えるトップクラスの公立高はほとんどないように感じます。伝統校は新しいことに挑戦しない。受け入れの中心は新設校です。帰国生教育は新たな時代に対応する教育を実践できるすごい可能性を秘めているのですが・・・。

★毎年、渋谷教育学園からは、ハーバード大学やスタンフォード大学などグローバルランキング1位、2位を争う海外名門大学に進学者が輩出されている。その実績があるからこそ、田村先生は、東大を頂点とする学歴ピラミッド社会は崩れ始めている。従来型の教育はこのピラミッドの中で競争していればよかったが、そのピラミッドが崩れようとしているのだから、帰国生教育という新しいシステムを構築しなければならないだろう。そしてその役割を担えるのは伝統校ではなく新しい名門校であると言い切れるのだろう。

★しかし、東大を頂点とするピラミッドはやはり崩れないだろうし、帰国生はやはり富裕層に集中しているため、新しい教育のシステムが普及することはないだろう。第一、海外大学の留学費用たるやすさまじい額。一般庶民には手が届かない。

★ということは渋谷教育学園のような教育環境はなかなか真似のできない特別なものである。渋谷教育学園の学費自体は、他の私立学校と比べ格別なわけではない。とするならば、優秀な生徒が渋谷教育学園を目指すはずである。

★いずれにしても、これからの中等教育は、東大ピラミッドの中でサバイバルできる人材を育成する学校か東大ピラミッドを超える世界の中でサバイバルできる人材を育成する学校か、はっきり分かれることは確かだろう。東大ピラミッドの中でサバイバルするのは新設校にとっては不利である。したがって自ずと流れはグローバル戦略。渋谷教育学園のように15、6年で新名門校になる学校が現れてくるはずである。IB(インタナショナル・バカロレア)の教育プログラムを実施しようとしている学校の先生方は、それを戦略的に意識していることは確かである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月17日 (月)

世界を変える京北学園

★「私学は世界を変える」という言葉を使うと、謙遜される私学の先生方が多い。そんなスベを私たちは持っていないとおっしゃるのである。本郷の高橋校長のように「社会に貢献するだけではなく、社会を変える人材を輩出したい」と言い切る先生は意外と少ないかもしれない。

★しかし、やはり「私学は世界を変える」影響力を持っている。司法試験や国家公務員Ⅰ種試験の合格者の出身高校が私立であるのは推定36%(もっと多いだろう)。したがって、世界で活躍する人材や次代を担う人材を育てる私立学校の進路指導こそ、「世界を変えるスベ」だと思う。

★さらに、決定的な「世界を変えるスベ」は授業にある。文部科学省は「脱ゆとり路線」に針路を転換したが、その際のテコは「言語力育成」にある。特に中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会が外部の有識者で発足した「言語力育成協力者会議」の審議の内容は実に濃い。レベルも相当高い。これをどこまで授業で具体化できるのか、期待がかかるのだが、おそらくその授業のモデルは、すでに想定済みである。

★そのモデルはどこにあるのかというと京北学園なのである。同学園はもう10年も前から現校長川合正先生が中心となって、授業改革を行ってきた。学校改革は授業改革からという気概がある。

★川合先生の「丁寧なコミュニケーション」に基づいた授業や指導は、様々な賞を受賞している。そういう縁もあってか、千葉大や東大の教育学部の教授や院生が、授業研究開発のため、京北の先生方とずっとコラボしている。

★東大の「基礎学力研究開発センター」ともコラボして、公立学校の先生方の中で私立学校は川合先生お一人だったが、プレゼンもしている。この活動中におそらく出会ったのだろうが、東大の秋田喜代美教授(「言語力育成協力者会議」のメンバー)と協力して、京北の授業を通して、「言語」と生徒の学習の関係も研究された。

★だからというわけではないが、「言語力育成協力者会議」の報告書を読むと、京北学園における授業の研究が色濃く反映しているように思える。同会議の報告書は、ある意味「世界を変える」授業の理論版で、京北学園の授業はそのモデル版である。

★そして、川合先生が「月刊学校教育相談」で連載されている「ていねいなコミュニケーション」は、理論と実践をつなぐケースメソッドである。先生は、東洋大学で教師を目指す学生のために講義をしているが、それをまとめた論文で、豊富な事例と鋭い言語感覚には驚かされる。川合先生の問題意識は、

親と子、教師と保護者、教師と生徒間のコミュニケーションを誰でも大切だと思っています。子どもたちを取り巻く凶悪な犯罪やいじめ、学級崩壊など、教育をめぐる問題が取りざたされるたびに、いつもコミュニケーション不足が話題にのぼります。

ところが、コミュニケーションには、曖昧模糊としたイメージがつきまとっています。誰もが正しいと思っているコミュニケーションのとり方も、ひょっとしたら、生徒や保護者には通じていない、いや、関係を悪化させている恐れもあります。さらに「学力低下」にもコミュニケーションの力が関係しそうです。

・・・だとすれば、コミュニケーションの学習は子どもたちはもちろん、教師・保護者にとっても緊急の課題ではないでしょうか。

★京北学園の「ていねいなコミュニケーション」ベースの授業が、「世界を変える」影響力を持っているのだ。もちろん社会の組織や世界の痛みの問題を一挙に変えるのではない。生徒や保護者の心の「世界」を豊かにするというところから始まるのは言うまでもない。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月16日 (日)

八雲学園は名門校として成長

★本日(2007年9月16日)八雲学園の説明会があった。昨年の同時期の説明会は、たいへんな騒ぎだった。私はこう書いている

今年(2006年)9月3日実施のセンター模試の志望校登録データによると、八雲学園の一回目の入試を志望する生徒数は昨年69名、今年110名と1.6倍。これはもはや勢いとしては倍と考えた方がよいと思い、9月17日の夏休み明け1回目の学校説明会に確かめに行ってみた。

すると説明会会場の体育館は受験生の家族で満杯状態だった。学校の先生によると、「昨年の1.5倍ぐらいは想定していたのですが、予想をはるかに越えて、資料が足りなくなり、保護者の方々にご迷惑をおかけしてしまいました」と。近藤校長先生も説明会の話の中で、保護者に対し「予想を越えるほど保護者の方々にお集まりいただき感謝すると同時に、資料を後からお配りする局面もあり、この教訓を今後に生かし、おもてなしを充実します」と一言添えていた。

今年のセンター模試の志望者も119人で、昨年対比108.1%。これはまたしても多くの受験生や保護者が参加するだろうと思ったが、予想通り体育館は満杯状態。ただし、昨年、近藤校長先生のおっしゃたように、教訓は十分に生かされ、混乱は全くなかった。スムーズに説明会は行われた。

★もっとも昨年より椅子は多めに用意されていたが、60名分ぐらいはさらに追加しなければならないほどだった。おそらく全体では700人弱参加していたのではないだろうか。

★今春の大学進学実績もまたまた伸びた。国公立大、早慶上智、理科大、GMARCH、立命館の合格者数は卒業生の40%弱だったのである。あとは東大合格者がでて、このような大学に60%合格者がでるようになると、名実ともに名門校になるだろう。

★中高一貫校として再スタートして12年。名門校の条件としては、欧米に倣えば、合理的知性、倫理的芸術的規範、知の欲求としての理性の3つ挙げられるが、八雲学園はすべて満たす勢いである。大学進学実績は、合理的知性の証明であり、グローバルな英語教育は理性の証明である。そしてチューター制と芸術鑑賞は倫理的芸術的規範の証明である。

★八雲学園は名門校の条件をパーフェクトに備えたと思う。あとはその成果を見せつけるだけである。渋谷教育学園や桐光学園のように30年もかからずに、伝統ある名門校としてその存在を誇る日は、すぐそこまできている。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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田村先生の私学経営の挑戦

★先週日本経済新聞「人間発見」(夕刊:2007年9月10日~14日)で、5回にわたり、田村哲夫先生(渋谷教育学園理事長)の「私学経営の挑戦」が連載された。編集委員によるインタビュー形式の記事。

★本ブログでも30年も経たないうちに名門校の条件を備えたと、学校選択者が認識しているのではないかと書いたばかり-2007年9月9日 学校選択の変化[47]~渋谷教育学園幕張(男子)-だったので、興味深く読ませていただいた。

★名門校の条件を備えるためのリーダーの資質と実行力、予測力などがコンパクトにまとめられているので、学校選択の視点としてのリーダーの条件を考える上で、参考になる。

★ところで、脱ゆとり路線に転換するきっかけになった現行学習指導要領について田村先生ご自身のお考えが示されている箇所があるので、紹介したい。

・・・個人的感想ですが、文科省は公立学校の教育力を過信していた部分があるのではないでしょうか。例えば、総合学習は、現場が努力し苦労して力をつけないと成果は出ません。私の学校でも教員はものすごく努力しています。そのかわり、やればやるだけの成果がでます。そういうことが今の公立で本当にできているのかどうか。実は、総合学習のような授業を現場がきちんとこなせるかどうかが、これからの日本の公立学校の将来を左右する重要なポイントではないかと思っています。

★さらりと書かれているが、含蓄に富んでいるというか、私学経営の真髄を暗に示しているというか・・・、ともあれここは実は公立学校のことのみを語られているのではない。

★麻布出身の田村先生は、麻布のミームを持ちつつ独自の教育を組み立てた。そのミームとは、麻布のリベラルアーツな要素。これはなんとしても受け継ぎたいと思われているに違いない。田村先生の「校長講話」は、たいへん有名で、連載でももちろん取り上げられていたが、この講話のルーツは書かれていない。言うまでもなく、麻布の創設者江原素六自身がやっていたことだ。

★校長自らも日々学ぶ。その成果の発表、プレゼンが「校長講話」。学びの姿勢を自ら生徒にオープンにするという姿勢は江原素六の似姿である。麻布出身の校長がすべてそうだとは言わないが、この姿勢は共通している。麻布の校長氷上先生や東京女子学園の實吉先生はその典型でもある。議論や対話もそうだが、文章を書くことを大事にされているというのもやはり共通している。

★そして、その姿をモデルに、多角的視点を持ち複合思考を行える学びの機会や環境をつくるのである。それが渋谷教育学園や麻布学園、東京女子学園の特徴でもある。それが果たして学習指導要領が想定した総合学習なのか、はみ出てしまっているのかは、「脱ゆとり路線」となった今となっては、検証しようがない。

★ただ、名門校は教科学習と部活の文武両立という2軸以外にやはりリベラルアーツを可視化したプログラムを有しているということ、それが名門私立学校の構造なのだと田村先生は考えているのではあるまいか。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月15日 (土)

新司法試験など合格60%を占める大学群

★新司法試験や国家公務員Ⅰ種試験の合格者の出身大学をみると、いずれも東大・京大・早慶上智・MARCH(各学校によって人数は相当幅があるが・・・)出身者がおよそ60%。

★もちろん一橋や立命館、同志社などもいれるとこの割合はさらに大きくなるし、一般に言われている一流大学も、たくさん合格者を出している。

★しかし、ここで東大・京大・早慶上智・MARCHに絞ったのは、私立中高一貫校出身者がこれらの大学進学者の平均60%を占めているということがわかっているからだ。新司法試験や国家公務員Ⅰ種試験合格者で、私立中高一貫校出身者がどのくらいいるのかが簡単に予測できるからである。つまり、およそ最低36%は出身者であると推定できる。

★この36%の意味するコトは、大きな物語が終焉し、個人の時代だといわれているからこそ、グローバルかつ公平な視点で、国の行方を鳥瞰し、改革実行できる個人の育成に力を入れている私立中高一貫校の教育力に期待がかかるというコトだ。

★公立では、それが無理なのかとお叱りをうけるかもしれない。公立の場合、学校全体でこのような人材育成を積極的に実行するのは、制度上難しいということを言っているだけなのである。個々の生徒や家庭が、そういう高い志を持つことはなんら制限はない。しかし、学校の影響が大きいことも無視できない。組織の中で個性を発揮するのと組織を超えて個性を発揮できるのとでは、同じ「個性」でも意味合いが全然違う。

★今年はEU50周年。この50年を生んだ組織を超える自由人の一人に、クーデンホーフ・カレルギーがいる。こういう人材が生まれるには中等教育時代のリベラルアーツな環境が必要なのかもしれない。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月13日 (木)

安倍首相辞任と教育再生会議の行方

9月13日13時57分配信の毎日新聞によると、「安倍晋三首相のトップダウンで発足した教育再生会議が、首相の辞任表明で宙に浮きそうな雲行きだ。」という。

●池田守男座長代理(資生堂相談役)は「新しい指導者に提言する」と、とりまとめに意欲を見せる一方、「しばらくは推移を見守る」と困惑を隠せない。

●渡辺美樹委員(ワタミ社長)は、「(参院選後も)教育再生への思いがあって首相の座に残られたならば、3次報告まで頑張っていただきたかった」と。

●教育再生担当の山谷えり子首相補佐官は「教育再生が国民の願いであることは変わらない」と会議の存在意義を強調。

●中教審の田村哲夫委員(渋谷教育学園理事長)は「改正教育基本法など教育再生の枠組みができ、これから中身(予算)を教育再生会議と連携して決めていこうとしていた矢先だったのに……」と今後の教育条件の整備に不安を隠さなかった。

9月12日19時1分配信の時事通信によると、「伊吹文明文部科学相は・・・、教育再生は『半分くらいの状況。全うできなかった。国民に対して申し訳ない』と語った。」という。

★冷戦が終焉し、21世紀に入って、国家という大きな物語≪共同幻想≫は消失し、個人の選択判断が重視されるようになったといわれている。サブプライム問題による米国の実体経済の動揺は、世界をゆさぶっている。個人の大量消費経済の定まらないベクトルの行方が、世界の政治経済をゆさぶるぐらいなのだ。

★そして、大きな物語の喪失は教育にも及ぶ。国に頼っていたのでは、元首が代わるたびに、右に左に動かされる。教育こそ私事の自己決定が身を守るのかもしれない。私学の使命と志は高いし責任がある。私学の時代なのである。自己中心的な個人の時代ではなく、他者の痛みを受け入れ、奉仕できる「大きな個人(BM:Big Man)」の時代がすぐそこまでやってきている。総理大臣にだけ期待をしストレスをかけていればそれでよいという時代の終焉劇を私たちは目に焼き付けたのではないだろうか。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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白梅学園清修の言語力育成[2]

白梅学園清修の言語力育成[1]のつづき。一般に「○○力育成」というと、すぐに教材開発、指導計画、メソッドという話になる。もちろん、これは重要だ。しかし、人間の力というのは教室という限られた中で刺激をインプットし、プロセスを経て出来上がるものではない。教室という知的空間は、むしろ多様な場所や局面で刺激をインプットしてきたものを、効果的に、共感的に、感動的にアウトプットできるプロセスのマネジメントを行うところではないか。

★そんなことを白梅学園清修の森本先生(国語科)と戸塚先生(数学科)のお話を聞きながら感じた。白梅学園清修の中2の国語では、論理的な思考力をベースにプログラムが組まれているという。自分の感じたことや考えたことを、きちんと裏付けできる事実や調べたことを結びつけるトレーニングをやっているということだ。数学では、論理を数式で組み立てていくだけではなく、それを言語化することにも取り組んでいるようだ。もちろん言語を数式化することはいつもやっていると。

★両教科では合理的知性のトレーニングを徹底しているということだろう。もともと戸塚先生は教科統合カリキュラムの存在を提唱しているから、「この国語と数学のプログラムは共通するように巧んで組み立てたのですか」とたずねてみたところ、「いやまだその段階ではないですね。意識としては統合化したいと、清修の先生方は皆思っていますが、まずは生徒たちの反応が優先です」と。森本先生も同じような視点で見ていて、仮説は立てるが、それを押し付けることはしないという冷静な姿勢でいる。

★生徒と共に学ぶ姿勢でいるという印象を受けた。それにしても、合理的プロセスを生徒たちがはじめから運用することはできない。情緒的で感情的な反応をしながら、授業を受けている。一見合理的プログラムが前面にでているのだが、お話を聞けば聞くほど、清修の授業の内側というのは、実は合理的知性と情緒や感情のマネジメントであることがよくわかる。

★柴田教頭先生によると、このマネジメントができるようになると、事実と考えを区別し統合できるし、生徒が書く文字にも息吹が込められるようになるという。入学してきたときには頼りなかった文字も、今では大人顔負けの生き生きとした美しい文字を書いている生徒がたくさんいる。国語科が中心に行っている「リサーチペーパー」を拝見させてもらったが、なるほど美しい。

★戸塚先生は、生徒たちの答案の書き方で、一人ひとりの思考のプロセスや感情の動きがある程度推測できると語る。もちろんそれだけで決め付けるのではなく、どんな学習をしているのか、どんな思いでいるのか、イメージするのである。プロセスをきちんと書いている生徒は、丁寧に数式を書いているのではなく、思考の痕跡が残るように書いているから、どこで間違ったかがわかり、改善という学習ができる。そしてそういうプロセスを描けるようになると、科学的因果関係はわからないが、感情のコントロールができるようになっている場合が多いという。

★なるほど、白梅学園清修の言語力育成は生徒一人ひとりに浸透している。秋田校長先生は、生徒1人ひとりの言動を、「目配り・気配り」という視点で見守っているし、柴田教頭先生は、乱れた言葉遣いは乱れた行動を生み出すから、言葉のマナーは重要だといつも語っている。それだけ聞いていると、生活指導の話だで終わるのだが、教科の先生方の話も同時に聞くと、合理的知性と情緒や感情の調整をする言葉の育成が行われているのだということがわかる。

★しかし、興味深いのは、私が浅薄にも考えるような結論を性急に出さないという戦略を意識して選択しているという点だ。おそらく方法が一人歩きすると、もっとも重要な点が見えなくなるからだと思う。教材やプログラムの開発は、抽象的で最大公約数的な生徒像に対して行われがちだ。簡単に言えば、生徒不在の開発ということ。それでは、生徒1人ひとりの心に響かない言葉の塊になってしまう。方法論は、1期生と2期生といっしょに創っていくと決めているようだ。だから焦らない。「時熟」という言語力育成の構えがそこにはある。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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富士見中の確かな教育力

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で富士見中(東京都練馬区)はすべての入試において昨年に比べ志望者数が増えている。比率が増えているだけではなく、志望者数も多い。富士見中の確かな教育力が十分に認知されていることを示している。

参考①→9月センター模試データ[1]~2月1日女子選択校

参考②→9月センター模試データ[3]~2月2日女子選択校

参考③→9月センター模試データ[5]~2月3日女子選択校

★富士見中のホームページをご覧になればわかるように、同校の教育システムは合理的に組み立てられている。ホームページで公開している同校の今後の戦略について、少し長くなるが引用しよう。

これまで富士見の教育は、進路希望の実現と豊かな人間性の育成という目標をバランス良く追求するものでした。しかし、最近生徒たちの国公立大学や私立難関大学、あるいは理系大学の希望が強くなってきています。そのため、従来のバランスは原則的にはまもりながらも、生徒の希望実現のためにたえず改善を心掛けて進学実績を飛躍的に向上させようとしています。

例えば、5教科を中心に本校生徒のセンター入試や模擬試験の結果をこれまで以上に徹底分析するとともに、それを授業や講習に反映させる取り組みを強めています。それらの改革と関連して、従来のシラバスの進度や内容についても検討課題になっており、また、実施されている習熟度別授業の内容的な再検討も行いながら、あわせて教員の教科指導力や生徒指導力のスキルアップをはかることで生徒の希望実現の環境を整備することを進めています。さらに、豊かな人間性の育成のための改革の一つである行事の見直しも進めています。

2002年から、高校では「修学旅行」を廃止して総合的学習との関連で「沖縄体験旅行」をスタートさせていますが、これについても体験的内容を増やすようにし、内容を充実させるとともに他の行事等についても学習とのバランスを考えながら改善していきます。

学校の主役は生徒であるという観点をしっかりもち、生徒の成長のために、生徒と教員が協力して学校づくりをする「手作り」の良さをいかしたいと思います。

★この目標と現実のギャップを見いだし、改善戦略を立て実行するという、合理的回路が、富士見中の教育力を確固たるものにしてきたことは明らかだ。進路実現と人間性育成のシナジー効果は絶大で、卒業生約300人のところ、国公立大学、早稲田、慶應、上智、東京理科大、GMARCHの合格数は、優に300人を超えるのだ。

★また「修学旅行」を廃止して新たな教育プログラムに進化させているが、これは他の行事においても改善されているはずである。行事は他の教育活動と連動させないと、膨大な時間と教員の労力がかかる。時間にも労力にも制限がある。このリミットを超えるには、同じ時間で密度の濃いことをやる以外にない。できれば時間を圧縮して、密度を濃くしたいところだ。この化学反応を引き起こすには、教員の思考が相当合理的でなければならない。学校全体で外的時間を内的時間に転換できているかどうかは、教育の質が高いか否かを見極めるポイント。

★そしてなんといっても学習者中心主義。これがあるから生徒の富士見中に進学したい気持ちが大きくなるのである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月12日 (水)

聖学院の魅力広まる

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきた。その中で聖学院はすべての入試において昨年に比べ志望者数が増えている。

参考①→9月センター模試データ[2]~2月1日男子選択校

参考②→9月センター模試データ[4]~2月2日男子選択校

参考③→9月センター模試データ[6]~2月3日男子選択校

参考④→9月センター模試データ[12]~2月5日以降男子選択校

★聖学院の独自の英語教育、英語経験者と英語学習者のコラボレーションチームの運営、大学進学実績の向上、ボーリズ事務所設計による生徒の存在を豊かにする校舎など、聖学院の教育の質の高さや魅力が徐々に広がっているのだ。

★なにより聖学院の教育の質を表現しているのは、その理念の浸透力である。それは中学1年になってすぐに身に染みて了解するようだ。入学するとすぐに軽井沢の寮で新入生合宿が行われる。

★新入生達の感想を読むと、友情の大切さ、あいさつの大切さを実感するようだ。しかもこの実感は、特別な意味がある。合宿で、生徒たちは「いじめ」は絶対に許されないという感情を強めるという。

★なぜか?「いじめ」は道徳的にやってはいけないことだからであるのはもちろんだが、生徒たちはそういう外的な規則によってやってはいけないことだという理解で終わらないのだ。

★「いじめ」が生まれるのは、優勝劣敗(勝組と負組がいるのは当然という考え方)という前提にたっている社会のゆがみが生み出すのだという、20世紀近代社会の矛盾を理解した上で、それを乗り超えるためにはいかにすべきかという、社会や他者へ奉仕する視点に気づいた結果、「いじめ」は絶対に許せないと言っているのである。

★ここには一般の公立学校にはない「関係」が存在する。最近この「いじめ」は学校や自治体を相手に訴訟を起こす大きな問題に発展しているが、この「関係」は、あくまでも人間と人間の契約関係、つまりコントラクトが履行されなかったからという理由で起こることである。結局は損害賠償という形でしか問題解決はせず、本当の痛みの問題は解決しないまま残る。

★勝組と負組が常に入れ替わるだけで、本質が解決されるわけではない。ところが聖学院の関係は、もう1つの決定的な軸があるのだ。それは神と人間の「関係」(大木英夫理事長はコントラクトに対しコヴェナントという表現を使う)である。この「関係」があるからこそ、本質的な問題の解決の糸口が見つかる。

★身近な問題の中に本質的な問題が隠れているのだが、新入生はいきなりそこに触れる。この根源的な人間の痛みに触れるからこそ、世界の痛みを共有して、それをなんとか解消しようという使命を帯びてリーダーシップを発揮していくキャリア・デザインを描くことができるのである。

200787日、第二次聖学院会議が開かれたが、そこでは、新入生合宿で共有した理念と同じ根源的なテーマが語られた。聖学院の「聖」は、聖約共同体としての「聖」であり、コントラクトからコヴェナントへシフトする力を聖霊への祈りによって実現しようという意味での「聖」でもあるというのである。21世紀の世界は、市場の原理を支えるコントラクトの矛盾を、コヴェナントという「関係性」で乗り超えようとしている。日本という限られた社会では、このことが見えにくい。欧米にいるとそのことがよくわかる。グローバリズムと反グローバリズム、新自由主義と第三の道などの相克はその1つの現れである。聖学院の生徒たちはどんな新しいアイデアを生み出すのだろうか。いずれにしても生きるという真の意味を見出せる環境がある。それこそが未来のリーダーに必要とされている条件だろう。そのことに気づいている慧眼の持ち主が、受験生の保護者の中にいる。聖学院の志望者が増えるということはそういうことなのだ。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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9月センター模試データ[12]~2月5日以降男子選択校

9月センター模試データ[11]~2月5日以降女子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月5日以降実施の首都圏中学受験校

②男子選択校(男子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比90%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

日程

ニッテイ

トキ


アイダ

学校

ガッコウ

R4

志望者

シボウシャ

前年

ゼンネン


対比

タイヒ


(%)
2月5日 A 渋谷教育渋谷(3 63 212 471.1
2月5日 A 春日部共栄(3 47 14 175.0
2月6日 A 佼成学園(3 42 13 162.5
2月6日 A 神奈川大学附属C 54 179 147.9
2月6日 A 文教大学付(4 35 10 142.8
2月5日 A 日本工業大駒場4 34 7 139.9
2月5日 P 関東学院C 47 85 137.0
2月5日 A 藤嶺学園藤沢4 45 30 136.3
2月6日 A 森村学園(3 51 53 132.4
2月6日 A 聖学院(4 42 22 129.4
2月5日 A 目黒学院(2 40 10 125.0
2月5日 A 公文国際学園(B 59 94 116.0
2月5日 A 西武学園文理(4 44 10 111.1
2月5日 A 桐光男子部(3 57 193 107.2
2月5日 A 逗子開成(3 59 315 105.0
2月7日 A 立正(4 39 8 100.0
2月5日 A 日本大学(2 51 198 98.5
2月5日 A 鎌倉学園(3 56 144 94.7
2月6日 A 武蔵工業大学付4 54 94 92.1
2月5日 A 日本大学第一(2 42 53 91.3

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9月センター模試データ[11]~2月5日以降女子選択校

9月センター模試データ[10]~2月4日男子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月5日以降実施の首都圏中学受験校

②女子選択校(女子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比90%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

日程

ニッテイ

トキ


アイダ

学校

ガッコウ

R4

志望者

シボウシャ

前年

ゼンネン


対比

タイヒ


(%)
2月5日 A 麹町学園(2 38 16 400.0
2月6日 A 富士見丘(5 36 7 350.0
2月5日 A 横浜山手女子(5 34 6 300.0
2月6日 A 横浜富士見丘(4 44 33 206.2
2月5日 A 渋谷教育渋谷(3 63 185 198.9
2月5日 A 和洋国府台女子3 40 12 171.4
2月5日 A 相模女子大学(4 36 13 162.5
2月5日 P 文京学院大女子4 34 6 150.0
2月5日 A 春日部共栄(3 48 14 127.2
2月5日 P 関東学院C 47 66 124.5
2月5日 A 西武学園文理(4 46 11 122.2
2月6日 A 聖園女学院(2 50 83 122.0
2月5日 A 三輪田学園(3 50 96 117.0
2月5日 A 八雲学園(4 46 26 113.0
2月6日 A 神奈川大学附属C 56 136 112.3
2月5日 A 関東学院六浦C 40 10 111.1
2月5日 A 日大豊山女子(3 44 51 110.8
2月5日 A 桐光女子部(3 50 94 103.2
2月5日 A 洗足学園(3 58 318 101.9
2月5日 A かえつ有明特待 50 11 100.0
2月6日 A 森村学園(3 52 65 100.0
2月5日 A 頌栄女子学院(2 59 353 96.7
2月5日 A 日本大学第一(2 43 29 96.6
2月6日 A 品川女子学院(3 52 188 94.4
2月5日 A 法政大学(3 55 100 94.3

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9月センター模試データ[10]~2月4日男子選択校

9月センター模試データ[9]~2月4日女子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月4日実施の首都圏中学受験校

②男子選択校(男子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比100%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

トキ


アイダ

学校

ガッコウ

R4 志望者

昨年

サクネン


対比

タイヒ


(%)
P 横須賀学院(3 37 8 400.0
A かえつ有明総進3 39 21 350.0
A 武相(4 34 7 350.0
A 順天(3前 40 9 225.0
A 明治学院(2 42 35 205.8
A 明星(3 36 8 200.0
A 山手学院C 51 107 148.6
A 帝京(3 39 13 144.4
A 獨協埼玉(3 44 11 137.5
P 麗澤(3 45 5 125.0
A 昭和秀英(3一般 52 35 120.6
A 神奈川大学附属B 56 177 111.3
A 多摩大学目黒(3 40 12 109.0
A 芝浦工業大学(3 48 86 106.1
A 聖光学院(2 67 404 101.5
A 東海大学付相模B 44 65 100.0

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9月センター模試データ[9]~2月4日女子選択校

9月センター模試データ[8]~1月入試男子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月4日実施の首都圏中学受験校

②女子選択校(女子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比100%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

トキ


アイダ

学校

ガッコウ

R4 志望者

前年

ゼンネン


対比

タイヒ


(%)
A 戸板(3 36 6 300.0
A かえつ有明総進3 43 20 285.7
A 明治学院(2 44 35 250.0
P 中村(3 42 17 212.5
A 星美学園(3 42 10 200.0
A 横浜共立学園B 62 239 165.9
A 東洋英和女学院B 59 173 144.1
A 清泉女学院(2 56 169 136.2
A 恵泉女学園(2 53 127 135.1
A 順天(3前 40 5 125.0
A 捜真女学校B 51 127 124.5
A 十文字(4 43 71 122.4
A 江戸川取手3特 51 13 118.1
A 白梅学園清修(3 42 7 116.6
P 麗澤(3 49 7 116.6
A 神奈川大学附属B 57 131 112.9
A 文教大学付(3 38 9 112.5
A 獨協埼玉(3 47 12 109.0
A 国府台女子学院2 49 25 108.6
A 昭和秀英(3一般 51 28 107.6
A 神奈川学園C 47 119 107.2
A 大妻中野(3 48 84 101.2
P 横浜国際翠陵(5 39 7 100.0

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白梅学園清修の言語力育成[1]

★今、中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会が本気になっていることがある。それは初等中等教育レベルで、教科を超えたあるいは横断する「言語力」をいかに育成するかということである。本気という意気込みがどこでわかるかというと、本部会が、今年6月、言語力の向上について外部の有識者等の協力を得る「言語力育成協力者会議」を発足した点にある。

★しかも委員の名簿の中に、秋田喜代美氏( 東京大学大学院教育学研究科教授 )、梶田叡一氏(兵庫教育大学長)らの名が連ねられている。これは見逃せない。だから8月16日の会議で配布された「言語力の育成方策について」という報告書案は、斬新だった。ここまで本気でやるのかと感心しつつ、あくまで中教審をサポートする検討委員会であることを思い出し、実現は遠いなぁと、はやる感情を抑えた。

★そしてすぐに白梅学園清修が実践している言語力育成についてインタビューしにいこうと思い立った。というのも、同学園の先生方は、報告書に書かれているプログラムをすでに実践している最中であるからである。もちろん報告書をまったく意識していないで、独自の教育実践をされているのだが、真理は誰が考えても真理。むしろ、頭の中で描いているだけではなく、実際に日々実践しているのだから、頭が下がる。

★白梅学園清修中学校は、今年で2年目の新設の学校。それゆえ、先生方の実践している姿が、よく見えるのである。このままいけば、30年も経たないうちに、名門校に殿堂入りしている渋谷教育学園や桐光学園のようになるだろうという名門校のプロットタイプがそこにはある。

★この教育の成り立ちの最前線に立ち会えるのは、歴史的幸運であると思っている。先進諸国やBRICsを始めとする国々は、教育の重要性を訴え、様々な取り組みをしている。英語が大事だと結論づければ、すぐにも動き、いまやEU諸国の若者は英語を流暢に使っている。目に見える効果を生み出している。しかし、日本の教育はそうはいっていないのは、周知の事実である。

★だからこそ白梅学園清修の教育実践は、重要なのである。しかも新設の学校が成功するには、人材がまた重要であるのは言うまでもない。同学園の理事長そして校長は、この新設の学校の舵取りを柴田教頭に任せるところから始まった。

★ラグビーの富岡選手のようなキャプテンシーを育てる人材教育のプロであり、ボーディングスクールの舵取りの経験もある。学校改革のリーダーでもあったし、その苦難の道の生き方も身体に焼きつけている。その教員人生の中で、いつの間にか、傲慢はあだをつくり、謙虚は仲間をつくるという心根がキャラクターになった。偉いと思われている人は、人に奉仕する人である。かつて麻布学園創設者江原素六の人格がそうだったように。

★だから、秋田校長、柴田教頭とその同僚の先生方の日々の教育実践には、前述の報告書にあるようなことは、この2年間という短期間で、ほとんどすべて行われている。たとえば報告書にあるフレーズを抜粋してみると、

「ショー・アンド・テル」

「クリティカル・リーディング」

「主観と客観を意識させるプロセス」

「KJ法やディスカッション、ディベートなどを通じて、意見の異なる人と議論して協同的に問題解決をする」

「言語に関する感覚や思考力を高めていくため、メタ認知能力を育成すること」

「価値判断や未来予測、また、未来がどうあるべきかという議論が必要な場面を設けて各自の解釈・判断を論述したり、意見交換したりする」

「ルールに基づく創造的な言語運用」

「学習活動の中でPISA型読解力における読解のプロセスを参考とした『問題意識をもつ・問題を設定する』から『情報の取り出し・収集』から『整理・分析・思考』から『まとめ・表現』という学習の流れを重視すること」

「構成的グループ・エンカウンター、ソーシャルスキル・トレーニング、ピア・サポートなど好ましい人間関係やよりよい集団生活を形成するのに必要なスキルを学ぶ場を適宜設けること」

★今回、国語科の森本先生、数学科の戸塚先生にお話を聞くことができたが、改めて早期に深いコミュニケーション・システムが浸透していることがわかった。まだ目に見えない段階であるが、確実に1つひとつ可視化されプログラム化されている。しばらく白梅学園清修流儀の言語力育成について、断続的になると思うが、少しずつ考えていきたい。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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9月センター模試データ[8]~1月入試男子選択校

9月センター模試データ[7]~1月入試女子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①1月実施の首都圏中学受験校

②男子選択校(男子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比90%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

日程

ニッテイ

トキ


アイダ

学校 R4 志望者

昨年

サクネン


対比

タイヒ


(%)
1月26日 A 八千代松陰(2 36 8 400.0
1月12日 A 千葉市立稲毛 48 22 314.2
1月16日 A 埼玉栄(2 40 6 300.0
1月10日 A 聖望学園(1 42 19 271.4
1月14日 A 埼玉栄(S選1 46 23 255.5
1月13日 A 埼玉県立伊奈学園 38 5 250.0
1月21日 A 成田高校付属 45 20 250.0
1月15日 A 春日部共栄(2 47 58 241.6
1月20日 A 日出学園(1 38 8 200.0
1月19日 A さいたま市立浦和 52 44 191.3
1月20日 A 東京学館浦安1A 34 5 166.6
1月18日 A 獨協埼玉(2 46 39 162.5
1月23日 A 日出学園(2 38 9 150.0
1月10日 A 西武学園文理1特 60 47 142.4
1月22日 A 昭和秀英(2一般 55 128 128.0
1月26日 A 専修大学松戸(2 54 57 126.6
1月24日 A 暁星国際(1B 35 5 125.0
1月12日 A 獨協埼玉(1 48 117 118.1
1月18日 A 星野学園(2 47 13 118.1
1月20日 A 専修大学松戸(1 50 130 115.0
1月13日 A 浦和実業学園(1 45 32 114.2
1月11日 A 栄東(東大選1 62 162 113.2
1月11日 A 星野学園(1 46 26 113.0
1月23日 A 芝浦工業大学柏1 54 198 110.6
1月22日 A 千葉大学附属 48 17 106.2
1月20日 A 東海大学付浦安A 42 55 103.7
1月12日 A 城北埼玉(1 51 220 102.3
1月16日 A 城北埼玉(2 53 59 101.7
1月10日 A 栄東A 54 152 100.0
1月13日 A 聖望学園(2 40 6 100.0
1月20日 A 八千代松陰(1 35 5 100.0
1月22日 A 東海大学付浦安B 43 27 100.0
1月20日 A 市川(1 57 548 99.8
1月17日 A 江戸川学園取手1 55 118 98.3
1月13日 A 栄東B 54 59 96.7
1月25日 A 立教新座(1 58 539 96.7
1月21日 A 東邦大付東邦(前 58 369 95.3
1月24日 A 江戸川学園取手2 55 37 94.8
1月10日 A 春日部共栄(1 51 95 93.1
1月21日 A 千葉日大第一(1 44 57 90.4
1月24日 A 麗澤(2 50 18 90.0

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9月センター模試データ[7]~1月入試女子選択校

9月センター模試データ[6]~2月3日男子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①1月実施の首都圏中学受験校

②女子選択校(女子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比100%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

日程

ニッテイ

トキ


アイダ

学校 R4 志望者

昨年

サクネン


対比

タイヒ


(%)
1月26日 A 八千代松陰(2 37 10 1000.0
1月12日 A 千葉市立稲毛 48 23 255.5
1月10日 A 西武学園文理1特 60 26 216.6
1月20日 A 暁星国際(1A 38 10 200.0
1月23日 A 日出学園(2 38 6 200.0
1月13日 A 埼玉県立伊奈学園 40 9 180.0
1月13日 A 聖望学園(2 40 9 180.0
1月18日 A 獨協埼玉(2 47 51 175.8
1月19日 A さいたま市立浦和 52 42 175.0
1月20日 A 日出学園(1 41 10 166.6
1月15日 A 春日部共栄(2 50 59 159.4
1月26日 A 聖徳大附属(特待 43 15 150.0
1月7日 A 常総学院(一般1 41 29 138.0
1月10日 P 埼玉栄(1後 42 13 130.0
1月10日 A 埼玉平成(1 39 9 128.5
1月24日 A 和洋国府台女子2 41 46 127.7
1月10日 A 栄東A 55 117 125.8
1月15日 A 大宮開成(2 46 10 125.0
1月22日 A 昭和秀英(2一般 53 155 125.0
1月21日 A 成田高校付属 45 6 119.9
1月20日 A 東海大学付浦安A 42 34 117.2
1月9日 A 土浦日本大学(1 40 10 111.1
1月20日 A 聖徳大附属(1前 38 12 109.0
1月10日 A 埼玉栄(1前 40 28 107.6
1月12日 A 獨協埼玉(1 47 121 106.1
1月21日 A 千葉日大第一(1 46 40 105.2
1月10日 A 春日部共栄(1 51 102 105.1
1月13日 A 西武学園文理(2 54 29 103.5
1月21日 A 東邦大付東邦(前 59 236 103.0
1月13日 A 日本大学三島 37 10 100.0
1月22日 A 東海大学付浦安B 44 18 100.0

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2007年9月11日 (火)

9月センター模試データ[6]~2月3日男子選択校

9月センター模試データ[5]~2月3日女子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月3日首都圏中学受験校

②男子選択校(男子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比90%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

時間

ジカン

学校名 R4 志望者数

前年

ゼンネン

対比

タイヒ


(100%
A 東京大学附属 45 21 233.3
P 横浜(2 42 30 200.0
P 目黒学院(算特 37 8 200.0
P 郁文館(特奨2 44 15 187.5
A 帝京大学(3 53 32 152.3
P 淑徳(2 41 10 142.8
A 東海大学高輪台2 43 46 139.3
A 都立桜修館中等 53 29 138.0
A 公文国際学園(A 57 80 137.9
A 桜美林(3 42 27 135.0
A 聖徳学園(4 37 5 125.0
A 明大中野八王子2 47 56 121.7
A 日本大学第三(2 44 49 119.5
A 聖学院(3 40 20 117.6
A 成城(2 51 179 116.9
A 横浜国大附属鎌倉 45 41 113.8
A 玉川学園(2 41 20 111.1
A 筑波大学附属駒場 72 235 106.3
A 桐蔭学園男子部2 44 125 105.9
A 本郷(2 57 181 103.4
A 東京農大第一(2 51 55 101.8
A 郁文館(3 40 14 100.0
A 湘南学園B 49 64 100.0
A 千代田区立九段 51 29 100.0
A 明星(2 36 6 100.0
A 浅野 62 903 98.7
A 桐光男子部(2 54 129 96.2
A 法政大学(2 51 78 96.2
A 学習院中等科(2 56 144 94.7
A 日本大学豊山(2 44 92 91.0
A 桐蔭中等教育(2 56 66 90.4

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9月センター模試データ[5]~2月3日女子選択校

9月センター模試データ[4]~2月2日男子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月3日首都圏中学受験校

②女子選択校(女子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比100%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

時間

ジカン

学校

ガッコウ

メイ

R4 志望者数

前年

ゼンネン

対比

タイヒ


(%
A 立正(3 39 6 300.0
P 麹町学園(特待 43 17 283.3
A 横浜山手女子(4 38 8 266.6
P 横浜国際翠陵(4 40 10 250.0
A 城西大学城西3 36 5 250.0
A 函嶺白百合学園2 35 9 225.0
A 横浜女学院C 44 68 212.5
A 専修大学松戸(3 51 12 171.4
A 横浜富士見丘(3 43 29 170.5
P 淑徳(2 42 8 160.0
P 横浜英和女学院B 45 97 151.5
A 都立白鴎高附一般 48 30 150.0
P 文京学院大女子3 40 12 150.0
P 東京女子学園3 41 10 142.8
A 日本大学第三(2 43 37 142.3
A 東海大学高輪台2 42 15 136.3
A 目黒星美学園(2 45 27 135.0
A 東京大学附属 45 24 133.3
A 富士見(3 50 94 132.3
A 三輪田学園(2 47 128 130.6
A 筑波大学附属 65 80 129.0
A 聖セシリア女子2 43 55 127.9
A 江戸川女子(3 49 46 127.7
A 東京純心女子(2 47 28 121.7
A 品川女子学院(2 50 163 115.6
A 星野学園(3 45 8 114.2
A 学芸大附属世田谷 62 68 113.3
A 慶應義塾中等部 69 111 112.1
A 桐蔭女子部中等2 48 51 110.8
A 横浜国大附属鎌倉 48 38 108.5
A 学習院女子B 60 165 107.8
A 豊島岡女子学園2 66 182 106.4
A 跡見学園(2 48 189 106.1
A 学芸大附属小金井 57 28 103.7
A 学芸大附属国際 53 13 100.0
A 共立女子第二(3 42 9 100.0
P 東京家政学院3 39 9 100.0

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2007年9月 9日 (日)

9月センター模試データ[4]~2月2日男子選択校

9月センター模試データ[3]~2月2日女子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月2日首都圏中学受験校

②男子選択校(男子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比100%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

時間

ジカン

学校名 R4 志望者数

前年

ゼンネン

対比

タイヒ


(100%
P 東京成徳大学2B 40 5 500
A 東京成徳大学2A 40 8 400
A 帝京(2 37 10 333.3
A 城西大学城西2 36 5 250
A 栄東(東大選2 56 10 200
P 青稜(2B 48 56 180.6
A かえつ有明総進2 42 11 157.1
A 郁文館(2 39 13 144.4
A 帝京大学(2 52 24 141.1
A 渋谷教育渋谷(2 63 111 140.5
P 足立学園(特奨2 44 8 133.3
A 神奈川大学附属A 51 219 126.5
A 佼成学園(1 40 11 122.2
A 自修館B 41 22 122.2
A 明治大学付明治1 58 167 117.6
P 順天(2後 46 7 116.6
A 順天(2前 40 8 114.2
A 安田学園(3 38 9 112.5
P 高輪(算数午後 57 119 112.2
A 栄光学園 68 341 111.4
A 森村学園(1 49 30 107.1
A 聖学院(2 38 19 105.5
A 立教池袋(1 56 113 104.6
A 山手学院B 52 51 104
P 多摩大学聖ヶ丘2 46 54 103.8
A 桐光男子部(1 54 173 101.7
A 芝浦工業大学(2 46 70 100
P 武相(2 35 7 100
A 文教大学付(2 36 8 100

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9月センター模試データ[3]~2月2日女子選択校

9月センター模試データ[2]~2月1日男子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月2日首都圏中学受験校

②女子選択校(女子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比100%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

時間

ジカン

学校名 R4 志望者数

前年

ゼンネン

対比

タイヒ


(100%
A 順天(2前 40 7 700
A 麹町学園(特別2 39 12 600
P 麹町学園(特別3 41 16 533.3
P 横浜国際翠陵(3 39 10 250
P 順天(2後 44 10 250
A 小野学園女子(2 37 5 250
P 富士見丘(2 36 7 233.3
A 白梅学園清修(2 40 11 183.3
P 横浜富士見丘(2 45 55 171.8
A 和洋九段女子(2 40 46 170.3
A かえつ有明総進2 41 18 163.6
A 富士見(2 51 89 161.8
A 中村(2 41 22 157.1
P 横浜山手女子(3 35 6 150
P 東京女子学園2後 39 12 150
A 八雲学園(2 43 33 137.5
A 聖ドミニコ学園1 36 9 128.5
P 戸板(特2 36 5 125
P 東横学園(2 36 5 125
P 東京家政学院2後 42 17 121.4
P 聖和学院(2B 36 6 119.9
A 東京家政学院2前 37 6 119.9
P 文京学院大女子2 38 13 118.1
A 神奈川大学附属A 51 144 111.6
A 洗足学園(2 55 230 103.6
A 大妻(2 54 230 103.6
A 桐光女子部(1 51 62 100
P 星美学園(2 41 13 100
A 東京女子学園2前 36 8 100
P 東京成徳大学2B 41 6 100
A 東京電機大学(2 47 8 100
A 武蔵野女子学院2 40 15 100
A 目黒星美学園(1 44 26 100

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学校選択の変化[48]~渋谷教育学園幕張(女子)

学校選択の変化[47]~渋谷教育学園幕張(男子)のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは、次のように評価している。

千葉の志望者の割合は53%→43%で受験生エリアの変化を如実に示している。07年入試でも初めて千葉の受験者数が過半数を割った。偏差値レンジ60以上の志望者比率は3年間で44%→45%→50%、遂に過半数を占める。平均偏差値60台目前、“首都圏の”難関校。

◆2003年データ 渋谷教育学園幕張①(女子)
東邦大東邦(前・女子学院・市川①・浦和明の星①・桜蔭・頌栄女子②・慶應中等部

◆2004年データ 渋谷教育学園幕張①(女子)
東邦大東邦(前・市川①・浦和明の星①・豊島岡①・女子学院・頌栄女子②・桜蔭

◆2005年データ 渋谷教育学園幕張①(女子)
市川①・東邦大東邦(前・浦和明の星①・豊島岡①・頌栄女子②・女子学院・桜蔭

◆2006年データ 渋谷教育学園幕張①(女子)
市川①・東邦大東邦(前・浦和明の星①・女子学院・豊島岡①・桜蔭・頌栄女子②

◆2007年データ 渋谷教育学園幕張①(女子)
市川①・東邦大東邦(前・浦和明の星①・豊島岡①・女子学院・頌栄女子②・桜蔭

★男子同様、首都圏全体において女子御三家に匹敵するレベルの学校。ただし、雙葉がランクインしないのは、偏差値層の問題ではなく富裕層の問題なのだろうか?浦和明の星と雙葉は、同じカトリック校。にもかかわらずこの差異は何なのだろうか。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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学校選択の変化[47]~渋谷教育学園幕張(男子)

学校選択の変化[46]~白百合のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは、次のように評価している。

志望者数は減少だが実質的には横ばいとみた方が良い。エリア別にみると05年に千葉は約50%を占めていたが07年には35%まで下がり、埼玉はじめ東京、神奈川など首都圏全域への拡大が進んでいる。男子上位生の志望校らしく開成、芝、早稲田は常連。麻布もランクアップ。

◆2003年データ 渋谷教育学園幕張①(男子)
東邦大東邦(前・市川①・芝②・開成・慶應中等部・早稲田②・巣鴨②

◆2004年データ 渋谷教育学園幕張①(男子)
市川①・東邦大東邦(前・芝②・慶應中等部・開成・早稲田②・早稲田①

◆2005年データ 渋谷教育学園幕張①(男子)
市川①・東邦大東邦(前・芝②・開成・早稲田②・麻布・渋谷幕張②

◆2006年データ 渋谷教育学園幕張①(男子)
市川①・東邦大東邦(前・芝②・開成・早稲田②・渋谷幕張②・海城②

◆2007年データ 渋谷教育学園幕張①(男子)
市川①・芝②・東邦大東邦(前・開成・麻布・早稲田②・渋谷幕張②

★コメントにあるように、千葉エリアの併願校は市川・東邦大東邦。東京エリアの併願校は、芝・開成・麻布・早稲田。首都圏全域の御三家クラスのレベルの学校である。創立わずか24年にして名門校の仲間入りをしている。超最速の成長の秘密は何だろう。

[本間 勇人 Gate of Honma Note

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学校選択の変化[46]~白百合

学校選択の変化[45]~湘南白百合のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは、語り得ぬ何かをほのめかしている・・・?

志望者数は、前年比15名増だったが、逆に志望者平均偏差値はややダウンしている。偏差値層別でみると、昨年に比べて50~55→10名、65~70→3名、70~75→2名、減少しているのに対して、55~60→8名、60~65→14名の層が厚みを増している。

◆2003年データ 白百合 
浦和明の星①・雙葉・東洋英和B・頌栄女子②・東邦大東邦(前)・普連土②・慶應中等部

◆2004年データ 白百合
浦和明の星①・雙葉・渋谷幕張①・頌栄女子②・慶應中等部・東邦大東邦(前)・共立女子C

◆2005年データ 白百合
浦和明の星①・雙葉・渋谷幕張①・頌栄女子②・市川①・普連土②・桜蔭

◆2006年データ 白百合
浦和明の星①・頌栄女子②・雙葉・普連土②・光塩女子②・渋谷幕張①・女子学院

◆2007年データ 白百合
雙葉・浦和明の星①・頌栄女子②・普連土②・豊島岡③・渋谷幕張①・東洋英和B

★神奈川エリアの湘南白百合と鎌倉女学院と同じような関係が、東京エリアの白百合と豊島岡女子にはあるが、やはり年によって白百合の併願校が揺らぐということと、2007年の併願校の中に豊島岡女子がランクインしているところから、弱くなってきているとみなすのが妥当かもしれない。

★というよりも地政学的には、湘南白百合と白百合とでは違いすぎる。白百合は、市場の原理の真っ只中にあって、そのミッションを全うしていると理解した方が正しいだろう。女子カトリック学校の中で白百合グループは非常に重要な存在意義を示唆している。自らそのミッションを明かしはしないだろうが。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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学校選択の変化[45]~湘南白百合

学校選択の変化[44]~鎌倉女学院のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは的を射た評価。

志望者数が164名から151名へと若干減っているが、減少幅が大きいのは偏差値50未満の層なので、難易度には影響は与えないだろう。併願校の第1が鎌倉女学院②、2位がフェリス女学院なのはこの数年変化なし。大学実績も安定しており、人気は揺るがないだろう。

◆2003年データ 湘南白百合 
鎌倉女学院②・横浜共立B・フェリス・清泉②・横浜雙葉・横浜共立A・慶應中等部

◆2004年データ 湘南白百合
鎌倉女学院②・フェリス・横浜共立B・横浜雙葉・清泉②・カリタス③・横浜共立A

◆2005年データ 湘南白百合
鎌倉女学院②・フェリス・横浜共立A・洗足学園③・横浜雙葉・清泉②・清泉①

◆2006年データ 湘南白百合
鎌倉女学院②・フェリス・横浜共立B・清泉①・清泉②・横浜雙葉・洗足学園③

◆2007年データ 湘南白百合
鎌倉女学院②・フェリス・横浜共立B・清泉②・頌栄女子②・洗足学園③・横浜共立A

★湘南白百合は、キリスト教主義的な価値観を共有できる学校選択者が多いようだ。神奈川のキリスト教主義の学校では数が少ないと判断した場合、神奈川エリアで妥協するのではなく、洗足、頌栄と東京にも目を向けているというのが2007年の特長だろう。洗足学園は、日本的なキリスト教的価値観をさらに超えたいという野心を抱いているが、キリスト教的な価値観は前提(もちろん、キリスト教学校ではないが)。

★2月2日、湘南白百合と鎌倉女学院が第一回目の入試日を設定しているということは、極めて重要な意義があるということがはっきりした。高い偏差値層に位置している生徒が、どちらの教育理念を選択するかが明快であるということなのだ。つまり、キリスト教主義に共感するのか、絶対矛盾的自己同一者として造られたものから創るものにシフトする文化創造主義に共感するのか。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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学校選択の変化[44]~鎌倉女学院

学校選択の変化[43]~横浜共立のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは次のようにたんたんと評価。鎌倉女学院の意義についても少し触れて欲しいところか。

志望者数・平均偏差値ともに昨年と同じような値で推移。今年は、偏差値55以上の層、50未満の層が減少し、50~55の層に集中しているような志望者分布だ。R3ライン、ボーダー付近に密集しているが、定員を②から①へ20名移したので難度的には変化はなさそうだ。

◆2003年データ 鎌倉女学院① 
清泉②・横浜共立A・鎌倉女学院②・横浜共立B・清泉①・横浜雙葉・横浜英和C

◆2004年データ 鎌倉女学院①
鎌倉女学院②・横浜共立A・清泉②・清泉①・横浜共立B・フェリス・横浜英和C

◆2005年データ 鎌倉女学院①
鎌倉女学院②・横浜共立A・フェリス・清泉②・清泉①・洗足学園③・田園調布②

◆2006年データ 鎌倉女学院①
鎌倉女学院②・横浜共立A・清泉①・清泉②・フェリス・田園調布②・横浜女学院A

◆2007年データ 鎌倉女学院①
鎌倉女学院②・横浜共立A・清泉②・横浜共立B・横浜女学院A・清泉①・フェリス

★前回の学校選択の変化[43]~横浜共立で、「・・・鎌倉女学院は、キリスト教としての宗教価値を、理念の文化価値に転換することによって、私立中高一貫校の市場をより活性化しているということなのかもしれない。」と述べたが、2007年の併願校をみると、全くそのとおりの結果になっている。恐るべし鎌倉女学院!やはり西田幾多郎の京都学派の双璧、田辺元の父親田辺新之助によって創立された学校なのである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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9月センター模試データ[2]~2月1日男子選択校

9月センター模試データ[1]~2月1日女子選択校のつづき。2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月1日首都圏中学受験校

②男子選択校(男子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比100%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

時間

ジカン

学校

ガッコウ

メイ

R4 志望者数

前年

ゼンネン

対比

タイヒ

(%
P 横須賀学院(1B 37 10 1000
P 広尾(特進1後 40 8 800
A 順天(1前 42 7 700
A 京華(1前 38 6 600
P 足立学園(特奨1 44 15 500
A 郁文館(1 37 8 400
P 日本工業大駒場2 34 7 350
A 帝京(1 39 9 300
P 東京成徳大学1B 40 5 250
A 明星(1 34 5 250
P 順天(1後 43 18 225
A 安田学園(1 36 6 200
A 東海大学高輪台1 42 17 170
P 啓明学園(1後 34 5 166.6
P 多摩大目黒(特1 47 11 157.1
A かえつ有明総進1 40 14 155.5
P 郁文館(特奨1 45 32 145.4
A 横浜(1A 38 10 142.8
P 佼成学園(特奨 50 17 141.6
A 東京電機大学(1 47 24 141.1
A 藤嶺学園藤沢1 43 35 139.9
A 渋谷教育渋谷(1 58 65 135.4
P かえつ有明難進1 46 47 134.2
A 青稜(1A 47 25 131.5
A 明大中野八王子1 47 55 130.9
A 多摩大学聖ヶ丘1 44 17 130.7
P 立正(1後 39 31 129.1
A 武蔵 64 206 128.7
P 淑徳(特1 48 27 128.5
A 海城(1 61 188 127
A 成城学園(1 49 38 126.6
A 巣鴨(1 55 121 126
A 日本大学豊山(1 43 80 125
A 山手学院A 50 74 121.3
A 日本大学(1 47 201 121
P 武蔵工業大学付1 53 272 119.2
P 横浜(1B 42 42 116.6
A 城北(1 54 159 112.7
A 聖学院(1 39 9 112.5
A 麻布 68 339 111.8
A 高輪A 51 87 108.7
A サレジオ学院A 58 216 103.3
A 桐蔭中等教育(1 55 61 103.3
P 安田学園(2 39 10 100
A 関東学院A 44 35 100
A 関東学院六浦A 35 8 100
A 明法(1前 36 6 100
A 立正(1前 39 5 100

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学校選択の変化[43]~横浜共立

学校選択の変化[42]~横浜雙葉のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは次のように評価。

近隣のフェリス、横浜雙葉が志望者数を減らしたが動向は大幅に増加。ただし、増加ゾーンは50~55の層が21名、45~50の層が20名となっており、60以上の層は減っている。R3付近が厳しい1点の大切さが実感される入試となりそうだ。

◆2003年データ 横浜共立A 
鎌倉女学院①・横浜共立B・清泉②・鎌倉女学院①・調布②・調布③

◆2004年データ 横浜共立A
鎌倉女学院①・鎌倉女学院②・田園調布②・横浜共立B・田園調布③・神奈川大付属B

◆2005年データ 横浜共立A
鎌倉女学院①・鎌倉女学院②・田園調布②・洗足学園③・横浜女学院A・横浜共立B

◆2006年データ 横浜共立A
鎌倉女学院①・鎌倉女学院②・田園調布②・横浜女学院A・洗足学園③・田園調布③

◆2007年データ 横浜共立A
鎌倉女学院①・鎌倉女学院②・横浜女学院A・横浜共立B・田園調布③・洗足学園③

★横浜共立の併願は、2003年から前回の横浜雙葉の2007年の併願傾向と似ている。また「学校選択の変化[9]~フェリス」と見比べてもらえばわかると思うが、学校選択者の偏差値層の違いはあるが、キリスト教主義的考え方のこだわりはなくなっていることは明らかである。そういう意味では、2006年までは、横浜雙葉にはそこに少しはこだわりのある学校選択者が集まっていたということだろう。

★東京の女子御三家の学校選択者が、2月2日豊島岡女子に集結するように、神奈川県でも2月1日入試のフェリスと横浜共立、横浜雙葉の学校選択者が2月2日鎌倉女学院、それから2月1日午後入試の横浜女学院Aに集結するという流れができている。2月2日の湘南白百合はフェリスからの流れが圧倒的。

★結局、豊島岡女子や鎌倉女学院は、キリスト教としての宗教価値を、理念の文化価値に転換することによって、私立中高一貫校の市場をより活性化しているということなのかもしれない。まして桜蔭-豊島岡女子となると、キリスト教とは全く関係ない(実は微妙ではあるのだが・・・)。洗足学園の前田校長先生が、現在のキリスト教主義的な文化価値を超える新しい価値を模索している理由はこんなところにあるのかもしれない。

★こうして考えていくと横浜女学院の2月1日の午後入試の存在意義は、キリスト教主義の学校にとっては生命線になるかもしれない。キリスト教同盟の学校やカトリック連合の学校は、そこをきちんと捉え返す必要があるのかもしれない。今のところその広がりはない。市場の原理を批判するだけでは、何も変わらないだろう。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月 8日 (土)

9月センター模試データ[1]~2月1日女子選択校

★2007年9月2日実施のセンター模試のデータ(提供:全国中学入試センター)から、志望者数の動向を一覧表にした。条件は次の5つ。

①2月1日首都圏中学受験校

②女子選択校(女子校・共学校)

③志望者数5人以上

④志望者数前年対比100%以上

⑤志望者数前年対比順にソート

[本間 勇人 Gate of Honma Note

※Aは午前入試・Pは午後入試

時間

ジカン

学校

ガッコウ

メイ

R4 志望者数

前年

ゼンネン

対比

タイヒ

(%
P 富士見丘(1 36 9 450
P 戸板(特1 37 8 400
P 麹町学園(特別1 41 31 344.4
P 横浜富士見丘1B 44 101 315.6
P 鶴見大学(難関1 37 11 275
P 工学院大学附1B 43 8 266.6
A 横浜富士見丘1A 40 10 250
A 星美学園(ES 38 5 250
A 順天(1前 40 9 225
P 十文字(2 50 86 220.5
P 立正(1後 40 14 200
A 文京学院大女子1 34 6 200
A 法政大学(1 53 41 170.8
A トキワ松学園A前 34 5 166.6
A 東京女子学園1前 36 5 166.6
A 東海大学付相模A 42 25 156.2
A 昭和女子大昭和1 44 39 156
A 関東学院A 44 31 155
A 和洋九段女子(1 39 10 142.8
A 東海大学高輪台1 42 7 139.9
A 北鎌倉女子A前 37 7 139.9
A 神奈川学園A 43 68 138.7
A 東京純心女子(1 43 19 135.7
A 十文字(1 43 39 134.4
P 青稜(1B 47 47 127
A 桜蔭 67 225 125.6
A かえつ有明総進1 40 10 125
A 白梅学園清修(1 40 5 125
A 共立女子A 53 138 118.9
A 吉祥女子(1 56 140 117.6
P 淑徳(特1 47 21 116.6
A 川村(1 37 7 116.6
A 洗足学園(1 55 99 116.4
A 普連土学園(1 53 83 115.2
A 玉川聖学院(1 41 16 114.2
P 東京女子学園1後 41 16 114.2
A 埼玉大学附属 43 8 114.2
A 横浜共立学園A 56 216 112.5
A 渋谷教育渋谷(1 60 101 112.2
A 大妻多摩(1 51 65 110.1
P かえつ有明難進1 51 35 109.3
A 函嶺白百合学園1 34 12 109
A 富士見(1 50 51 108.5
P 八雲学園(1 47 119 108.1
P 東京家政大学附2 40 27 108
A 雙葉 63 193 107.2
A 立教女学院 56 121 106.1
P トキワ松学園A後 40 31 103.3
A 桐朋女子 41 31 103.3
A 江戸川女子(1 50 67 103
A 山脇学園A 48 59 101.7
A 実践女子学園(1 47 71 100
A 聖セシリア女子1 41 25 100
A 桐蔭学園女子部1 44 24 100
P 順天(1後 42 9 100

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学校選択の変化[42]~横浜雙葉

学校選択の変化[41]~横浜女学院のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは次のような評価。今年9月実施のセンター模試の結果も同様の傾向であった。

横浜共立に食われてしまったのか、志望者数、志望者平均偏差値ともにダウン。特に05年、06年と53名いた偏差値55以上の層が07年は41名とかなりの減少。全体の志望者数がマイナス14名なので減少分の大半を占めている。このままで行くと多少の易化か。

◆2003年データ 横浜雙葉 
清泉C・横浜共立B・鎌倉女学院①・鎌倉女学院②・洗足学園③・調布③

◆2004年データ 横浜雙葉
鎌倉女学院②・鎌倉女学院①・横浜共立B・田園調布②・田園調布③・カリタス女子②

◆2005年データ 横浜雙葉
鎌倉女学院②・鎌倉女学院①・洗足学園②・田園調布②・湘南白百合・カリタス女子①

◆2006年データ 横浜雙葉
鎌倉女学院①・鎌倉女学院②・田園調布②・湘南白百合・田園調布③・横浜女学院A

◆2007年データ 横浜雙葉
洗足学園③・横浜共立B・横浜女学院A・清泉②・鎌倉女学院②・田園調布③

★2006年までと、2007年の併願校の大きな変化は何を意味するのか。「志望校調査集計レポート」のコメントにあるように、偏差値層の変化の影響もあるだろう。しかし、もしかしたら、横浜雙葉の精神より、ブランドを戦略的に活用しようという学校選択者が増えたからだともいえるのではないだろうか。カトリックの精神はそれほど重要ではなく、理念やビジョンが明快で、新しい戦略を実行し、大学進学の保証もある学校であることが最優先で、あとはブランドがあればそれにこしたことはないというシステマチックな考え方をする学校選択者の現れか。それだけ横浜雙葉のカトリック精神は聖なる雰囲気というよりは文化的な雰囲気になってしまっているのかもいれない。

★つまりカトリックの信仰をベースにする教員集団からカトリックの日本的な文化をベースにする教員集団の形成がなされてしまったのかもしれない。この問題は修道会の問題であり、教育と生徒にとってはかかわりのない問題なのだろう。カトリック校の試練が表出しているのかもしれない。市場の原理をベースにする消費者にとって、それは逆に価値がある。なんともパラドクシカルな話である。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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学校選択の変化[41]~横浜女学院

学校選択の変化[40]~八雲学園のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは次のような評価。私とは若干見方が異なる。

志望者数は微増。06年の人気が持続している。併願校では鎌倉女学院に続いて、横浜共立Aを午前中に受験する流れが定着した感がある。ただし07年の大学合格実績が今後に期待する結果にとどまったために、最終的に難易度は下降する可能性がある。

◆2003年データ 横浜女学院A
横浜女学院C・横浜英和C・神奈川学園C・関東学院C・調布③・清泉②

◆2004年データ 横浜女学院A
横浜女学院B・神奈川学園C・横浜英和C・鎌倉女学院①・鎌倉女学院②・横浜女学院(特)

◆2005年データ 横浜女学院A
横浜女学院B・鎌倉女学院②・鎌倉女学院①・横浜共立A・神奈川学園C・洗足学園③

◆2006年データ 横浜女学院A
横浜女学院B・鎌倉女学院①・横浜共立A・捜真女学校A・捜真女学校B・田園調布②

◆2007年データ 横浜女学院A
横浜女学院B・鎌倉女学院①・横浜共立A・鎌倉女学院②・田園調布③・清泉②

Photo ★併願校の変化を見れば明らかなように、キリスト教主義の学校と鎌倉女学院や田園調布のような明確な理念や精神をわかりやすく具現化しているエクセレントスクールにシフトしている。量から質へ転換したと見るべきではないだろうか。9月のセンター模試では、確かに志望者数は若干減っているが、志望者の平均偏差はアップしている。横浜女学院の場合、大学合格実績の多少の増減は選択の大きな指標ではないだろう。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月 7日 (金)

学校選択の変化[40]~八雲学園

学校選択の変化[39]~品川女子のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは次のように大評価されている。

慶應・早稲田・上智の大学実績が急伸長した07年。志望者のレベルのそれに合わせて上昇中。05年に比べると志望者平均偏差値は4.2ポイントもアップだ。偏差値45以上の層が06年の58名から71名に。去年の入試結果は参考にならないだろう。

★今春の入試結果以上に難しくなるだろう、それほど質量ともに右肩上がりだということだろう。今年7月の併願校の状況はつぎの通り。

◆2007年データ 八雲学園①

香蘭・神奈川学園C・品川女子②・実践女子③・昭和女子大③・八雲学園④

★超人間教育で特徴的な香蘭と昭和女子。学力と新しい独自のプログラムが両立している神奈川学園、品川女子、実践女子。これを全部包括しているのが八雲学園。そう学校選択者は理解しているに違いない。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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学校選択の変化[39]~品川女子

学校選択の変化[38]~学習院女子のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは次のように評価されている。

08年入試から試験科目は2科・4科選択から4科目に変更。数年前から変更を告知していることと、07年も2科生は15%しかいなかったので、影響はなく志望者数はわずかだが増加。偏差値45以上の層が厚くなっているのでボーダーライン付近は厳しくなるだろう。

◆2006年データ 品川女子学院①
品川女子学院②・品川女子学院③・横浜女学院A・獨協埼玉①・神奈川学園B・江戸川女子②

◆2007年データ 品川女子学院①
品川女子②・品川女子③・実践女子②・神奈川学園C・鎌倉女学院①・実践女子③

◇品川女子の併願校は特徴的である。学力向上にも大いに力をいれているが、ベースは人間力で、その人間力形成のために、独自のプログラムが創られている。しかもかなり革新的プログラムで、学内の教師の中に優秀なプロデューサーがいるのも共通している。たしかに先進性・先見性のあるクリエイティブ・スクールが並んでいる。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月 6日 (木)

世界標準を超える共立女子の中三生【1】

★昨日(2007年9月5日)共立女子中学3年生の渡辺教頭の歴史の授業で、世界標準に挑戦する新しい授業が展開された。第二次世界大戦の単元に入る前に、夏前に学習した第一次世界大戦が勃発した原因について、【新しい手法】で再構築し、それをモデルに第二次世界大戦の勃発した原因を-まだ第二次世界大戦を学んでいないにもかかわらず-生徒1人ひとりが仮説を立てた。

★50分の授業で、共立女子の生徒はぐいぐいと考えを(自問自答の回路)進め、時には何人かの生徒と話し合いながら(議論の回路)、再び資料など調べつつ(探究の回路)仮説を立てて(創造の回路)いった。【新しい手法】が導入されたとき、生徒たちは、驚いてどうしてよいかわからないなどというような態度はとらなかった。

★「ドラゴン桜」のメモリーツリーに似ているとか、この間の「受験の神様」の「よのなか科」にでていた方法じゃない?とささやきながら、スーッと応用力を働かせた。

★たしかにこれらの手法に似ているが、【新しい手法】のチャートは樹の形もしていないし、マインドマップの形もしていない。それを似ていると直観的にとらえるところが見学参加者たちを驚かせた。

★この【新しい手法】がメモリーツリーやマインド・マップ、KJ法と決定的に違うのは、OECD/PISA読解リテラシーの学習到達度のレベルをベースにした新しいグローバルスタンダードが埋め込まれているという点だ。メモリーツリーやマインド・マップ、KJ法の出来上がりを見ても、どのレベルで思考されているのかわからない。大満足のできばいでも、多くの場合は5段階レベルの世界標準でいけば、せいぜいレベル3どまり。メモリーツリーはレベル2がほとんどだろう。

★文部科学省が言っている学力向上のための基礎基本は、世界標準でいくとレベル1。とても世界の学力競争力にはかなわない。

Photo ★しかし、今回【新しい手法】で、共立女子の高い授業のレベルを可視化して証明するという試みは、見事に成功した。中学3年生は、レベル5、レベル6をあっという間に駆け抜けたからだ。「歴史は1つではないということがわかった。ありがとございます」「歴史は暗記するのではなく、こんなに考えるものだったのかと改めて実感しました」と感想を抱いた生徒もたくさんいた。共立女子の生徒たちは、まさに21世紀型のシナジー効果を生み出す学習を体得していたのである。

★世界標準を超える授業と生徒、そして教師こそ、クリエイティブ・スクールの証。クリエイティブ・スクールの良質な教育力の可視化。学校選択者が確かな指標で選択の自己決定をするためには必要なチャレンジである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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学校選択の変化[38]~学習院女子

学校選択の変化[37]~東京女学館のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは次のように評価されている。

志望者数より、志望者平均偏差値の1ポイントアップに注目。偏差値55以上の層が05年22名、06年34名、07年44名と増加の一途。R4・R3ともに難化の可能性大。08年開通予定の地下鉄副都心線効果も考えられる。これからの志望者数推移は要注意。

◇2003年はサンデーショックだったため、また学習院女子は2回入試はまだ実施していなかったため、例外と考えると、同校の1つの傾向と若干の変化が見えてくる。

◆2003年データ 学習院女子
浦和明の星①・東洋英和B・立教女学院・東邦大東邦(前)・市川①・共立女子C

◆2004年データ 学習院女子A
学習院女子B・浦和明の星①・共立女子C・青山学院・淑徳与野①・大妻②

◆2005年データ 学習院女子A
学習院女子B・共立女子B・跡見③・浦和明の星①・共立女子C・淑徳与野①

◆2006年データ 学習院女子A
学習院女子B・浦和明の星①・淑徳与野①・大妻②・共立女子C・跡見③

◆2007年データ 学習院女子A
学習院女子B・浦和明の星①・共立女子C・跡見学園③・大妻②・青山学院

◇2月1日以降の入試日で考えると、学習院女子―共立女子―大妻―跡見という併願の組み合わせはほぼ不動。共立女子は市民社会的リベラルな感じが少し前面に出ていて、古典的自由主義(ジョン・ロックやJ.S.ミルのようなイメージか)という不易流行がある。だからこの併願の組み合わせにはかつてだと若干違和感を感じたものだが、一方でやはり「ごきげんよう」で始まり「ごきげんよう」で終わる学校でもある。学習院女子や他の併願校も、社会に対する貢献と個人の自由のバランスがかなりとれてきていると推察すれば、この併願グループの学校の「今」の共通ベクトルが逆照射されて、おもしろい。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月 4日 (火)

学校選択の変化[37]~東京女学館

学校選択の変化[36]~東洋英和女学院のつづき。全国中学入試センター制作の「志望校調査集計レポート」のコメントは次のように記載されている。

1日はチャレンジ志向の受験生が多いのか、中間レベルでは志望者数減が目立つ学校が多い。偏差値50以上の志望者数をみると05年は28名もいたが、07年は8名となっている。07年入試はR2が42とかなり易化したが、08年も近いレベルになるのではないだろうか。

◇要するに、1日入試で、東京女学館が受験生のチャレンジ志向の対象になっていないと指摘されているわけだが、かつての女学館のイメージとは違う。ある意味心配である。

◆2003年データ 東京女学館①
東京女学館②・山脇C・実践女子学園③・三輪田③・跡見③・獨協埼玉①

◆2004年データ 東京女学館①
実践女子学園③・東京女学館②・青山・三輪田③・成城学園②・山脇C

◆2005年データ 東京女学館①
東京女学館②・山脇B・実践女子学園③・山脇C・跡見③・青山・実践女子学園②

◆2006年データ 東京女学館①
東京女学館②・実践女子学園③・昭和女子大③・山脇C・実践女子学園②・共立女子B

◆2007年データ 東京女学館①
実践女子③・東京女学館②・跡見②・山脇学園C・共立女子B・共立女子C

◇20世紀末、当時の女学館館長渋沢雅英先生は、21世紀型の教育パラダイムに転換しようと大改革を試みたが、それはどうなったのだろうか。施設は新しくなったし、IT環境も私学の中では先進的に導入、国際学級に象徴されるように、ハイレベルの英語教育の環境も整った。教科横断的な論文集も発刊されている。クオリティは高い。その証拠に併願校も教育の質の高い女子校がずらりと並んでいる。

★大改革は反動が伴うが、東京女学館もその歴史的法則の例外ではなかったということか。フランスの大統領サルコジは、アメリカをヨイショすると揶揄されているが、古い勢力とぶつかり、新しいものを構築することを信念としているからそう言われているに過ぎない。渋沢栄一の「論語と算盤」、つまり「経済道徳合一説」を標榜する渋沢雅英先生は、実にアメリカ通だったし、不易流行を大切にしていた。併願校の山脇にしても実践女子学園にしても共立女子にしても不動のものと改革するものの両立にチャレンジしている女子校である。東京女学館に対する学校選択者のイメージも同じはず。

★かつての勢いを取り戻す条件は揃っている。未来の女学館ビジョンに期待したい。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月 3日 (月)

学校選択の変化[36]~東洋英和女学院

学校選択の変化[35]~桐光女子部のつづき。東洋英和女学院と言えば、120年以上も歴史のあるミッションスクール。礼拝やキリスト教の行事の中にリベラルアーツがすっかり溶け込み、ことさらこれがプログラムだと主張する必要がないほど日常化している。だから古風なイメージがない。東洋英和女学院を選択する視点はこの女子教育のクオリティ。

◆2003年データ 東洋英和女学院A
東洋英和女学院B・東京女学館②・頌栄②・浦和明の星①・山脇C・普連土②

◆2004年データ 東洋英和女学院A
東洋英和女学院B・浦和明の星①・大妻②・共立女子C・跡見③・学習院女子B

◆2005年データ 東洋英和女学院A
東洋英和女学院B・共立女子C・山脇C・跡見③・恵泉②・共立女子B

◆2006年データ 東洋英和女学院A
普連土②・東洋英和女学院B・頌栄②・東京女学館②・実践女子③・浦和明の星①

◆2007年データ 東洋英和女学院A
東洋英和女学院B・東京女学館②・跡見学園③・実践女子③・頌栄②・普連土②

◇東洋英和の併願の組み合わせは、普連土―頌栄―東京女学館が基本で、共立と実践、跡見が年によって入れ替わるという傾向か。キリスト教系か、日本の質の高い女子教育のどちらかの選択嗜好がポイントだろう。志望理由第一は大学合格実績ではない。伝統ある女子校でありながら常に先進的な精神性を育成し続けている学校が多いのである。[本間勇人 Gate of Honma Note

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