2007年10月 9日 (火)

宝仙理数インターの魅力づくりに保護者が参加

★マスコミや受験業界から注目を浴びている宝仙理数インター。同校の丁寧な魅力作りの方法をご紹介したい。それは説明会を開催するたびに寄せられる保護者からの質問に丁寧に回答したコメントを冊子にして公開する方法。

★当然、説明会を開くたびにQ&Aは増えていく。11月17日の説明会用のQ&A集の質問の数は200を超えている。この方法の有効性がどこにあるかというと、①保護者の質問は、学校側にとってそのまま保護者のニーズという認識につながる。②質問に丁寧に回答することによって、学校側は整備すべき教育の条件を強化していくことができる。③保護者は入学前に自分の質問が学校に良い影響を与えることが確認でき、学校とアイデンティティを共有できる。

★このように、宝仙理数インターは、保護者とともに一丸となって学校の魅力を作っていくことができる開かれた学校なのである。そう、開かれた学校だからますます魅力に磨きがかかるし、世の中からの期待がかかる。

★ところで、保護者の質問というのは、実は学校選択の視点・指標でもある。このQ&Aの200以上の質問を、次の「12歳のための12の学校選択指標」に振り分けてみた。

(1) 自己実現プログラムの自覚的実行力

(2) 教師の創造的コミュニケーション能力

(3) 時代の変化への対応力

(4) 本格的論文編集指導力

(5) プログレッシブな授業構築力

(6) 総合学習と他の教育活動の有機的結合力

(7) 現地校で耐えられる英語教育力

(8) あらゆる教育活動でのIT活用力

(9) 他教科に刺激を与える芸術教育力

(10) キャリア・デザインとしての進路指導力

(11) 生徒の潜在能力を引き出す教育空間デザイン力

(12) 説明会の表現力(教育理念の具体的展開のプレゼン)

★すると、(12) 説明会の表現力(教育理念の具体的展開のプレゼン)が35.0%、(1) 自己実現プログラムの自覚的実行力が24.3%、(2) 教師の創造的コミュニケーション能力が11.7%、(5) プログレッシブな授業構築力が8.4%となった。

★受験生の保護者が入試準備に関して目配りするのは当然だろう。次に自分の子どもがどのように成長していくのかそのためのプログラムが気になるのもよくわかる。そして教師のコミュニケーションスタイルや授業の方法論について気になるのも、それが子どもの成長に大きな影響を与えるから重要なポイントである。

★このように見ると、このQ&A集は、宝仙理数インターを選択する保護者の視点が、決定的に本質的なものであるのがわかる。そして先生方がそれに応えるべく、本質的な教育の条件を着々と備えている姿が目に浮かぶようである。

★そして、今後説明会を開くたびに、上記4つの視点以外の質問も増えてくるだろう。宝仙理数インターの魅力はますます豊かになるというわけだ。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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「自由と生きる私たち」~女子学院講演会

★女子学院のMAGNOLIA FESTIVAL(文化祭)の2日目、小講堂では、文実(文化祭実行委員会)企画の第7回目の講演会が行われた。講演会というより2時間にわたるパネルディスカッション。パネラーは、OG3人と在校生(文実委員長)、そして田中院長先生。司会は高2の文実委員。テーマは「自由と生きる私たち」。

★OGは10年ずつ世代が違うメンバーが選ばれていたが、そこが実におもしろかった。高2の司会者が、世代ごとに時代背景が違うのがわかりますねと突っ込みをいれると、パネラーも聴衆者もどっと笑い、会場の空気は一つになった。司会者のさりげない気配りがJGらしかった。それでいて、あっ、オーディションで講堂を使う時間をとりあうのは、今もありますねとしみじみフォローしていくと、今度は場内はなるほどという雰囲気になった。

★それにしてもたまたま個性の強いOGが選ばれたのだろうか、とにかくおもしろかった。進路選択も先生や親などがどう思っているかではなく、自分の生き方と時代性に生じる違和感を真正面から引き受けて、自分の生き方はこうじゃないはずだ、なんか違うとずっと考えて挑戦して生きてきたという話はリアルだし、説得力があった。

★73年に卒業したAさんは、当時の安保闘争や平和運動の話をし、そういう時代に女性として建築家を目指したという。戦後の高度経済成長の中で、日本の平和への自由は問われていたが、にもかかわらず女性の職業の自由はまだまだ。Aさんはそれに屈することなく、建築家として、女性の自立の道を歩むことが、自由を勝ち得ることだと考えたのだろう。今は建築事務所の経営者である。

★一方84年に卒業したBさんは、バブル経済に向かう日本の時代、これは産業社会とポスト産業社会の出会う時代だが、その時代の違和感の中で、やはり当時は珍しかったと思うが、女性カメラマンの道を選び、ある新聞社のジャーナリストとして活躍するも、組織の歯車に対し違和感をもち、独立。イメージコンサルティング会社を設立している。

★それから92年卒業のCさんは、バブルとその崩壊の狭間で、演劇が流行している時代だったという。在学中演劇に燃え、表現ということに興味を持ったが、何かが違うと思い、演劇は好きだが、今の自分は違うという違和感をいだいたそうだ。そしてその違和感がJGというキリスト教文化、欧米文化にあると気付いたそうである。バブル崩壊後グローバリセーションが世界を席巻していたこともあったのだと思うが、JGの文化や時代の方向性とは逆に、西洋の思想の表現としての演劇ではなく、日本語による日本の文化の表現とは何かを自分はやりたいのだと。そこで日本文学を専攻するのだが、そもそも大学とは西洋の思想を啓蒙するシステムだとまたまた気づく。大学にいては自分はだめになると思い、しばらく沖縄で祭りについてフィールドワークをしていたそうだ。その後誰もやっていない日本の文化を発掘する領域を開拓し、大学で教鞭をとることになったということだ。

★文実委員長は、自由とは入学する前は、もっとやりたい放題、勝手気ままと思っていたが、そうではないということを考えさせられていると、とにかく考える時間がいっぱいあると。

★するとOGの方々は、口々にこのような講演会のあとのディスカッションや礼拝の発表は考えたはねと。それにとにかくよく書いたと。Bさんの時代は、北海道出身のミュージシャンが多く、彼らについて調べようということになった。当時はオールナイトニッポン全盛時代ということもあったので、放送局や松山千春さんにインタビューしにいったりもしたと。先生方はそういう私たちの行動を見守っていて、どうしたらよいかと相談にいくと、自分で考えてみなさいといわれるだけだったとJG時代の自由のつらさについて語った。

★Cさんは、演劇における表現について悩んでいた時に、ある先生が自分が属している研究会に連れて行って、そこで発表する機会を作ってくれたが、今思えばそんなチャンスをつくってくれる環境は貴重だと思うと。もっとも違和感を感じていた自分は、在学中はどちらかというと不自由を感じていた。しかし、世の中にでて、制約だらけだし、壁がたくさんあって、JG時代は自由とは何かについて考える自由があったことに気付いたと。

★田中院長がときどき、聖書にもとづいてJGの自由について語られた。すると高2の司会者が場の雰囲気を読んで、「難しいお話ですね」と今度はボケてみせた。場は一気になごむ。エンカウンターの手法を巧みに使っている。田中院長もにこり。この余裕が良いし、OGのAさんが、院長先生のお話をもっと早く聞いていれば、JGの自由について私の中で明確になっていたのに、でも今わかりましたよと合いの手を入れるあたりは、30年以上離れているOGと在校生の間に、時の壁を感じさせない。JG生たちの阿吽の呼吸。

★これは友人関係の作り方が伝統的に独特だからだそうだ。これはパネラー、司会者全員が異口同音。ほどよい距離間が居心地良いし、だからこそ互いの個性を尊重し合えるのだと、それがJGの得難い友人関係なのだと。これは自由について考えるJGの特徴の表れだろう。

★田中院長は、あれをしてはいけないこれをしていけないという制約から自由になるのではなく、何をすべきか何をしていくのか何を考えていくのか、そういう創っていく物に対し自由であるというのがJGの自由ですと。OGの方々も、お金より価値あるものの大切さを身につけてしまいましたが、それも自由だからこそだと同じことを語っていた。他人の目を気にしたり、ブランドを気にしているようでは、こだわる自分から解放されていないですからねということのようだ。

★自分の中にある違和感と正直につきあって、その解決のために考え続ける自由。当たり前のようだが難しい。高2の司会者が「難しい話ですね」とボケてみせたのは、本当は田中院長の話の内容なのではない。JGの永遠の課題である自由と生きることが難しい、でもそれが大事なんですよねという意味が含まれていたのだ。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年10月 6日 (土)

品川女子学院の生徒が商品開発そしてプロモーション

FujiSankei Business i. (2007/10/5)によると、品川女子学院の高等部の1年生が、課外の特別講座のキャリア教育の一環として商品開発と営業に取り組んだそうだ。「飲料メーカー、ポッカコーポレーションの協力を得て開発したウーロン茶の販売店を確保しようと、学校近くの小売店に『営業』に訪れた。9月23日には新聞や通信社の記者などを招き商品の記者会見も開いた。 」ということだ。

★ 「今日は私たちが開発した『桃恋茶』を置いていただきたくて、うかがいました」とは何ともネーミングがよい(笑み)。同学院の漆紫穂子校長は、少子化が進む中で、働く意欲がない若者が増える状況だからこそ「生徒には一連の経験を生かし、社会で活躍してほしい」と語ったようだ。

★「フィールドワーク→リサーチ→ディスカッション→課題発見→問題解決→プレゼン」という過程もかなりモチベーションがアップする学習だが、これを実践的に、「マーケティング→ニーズの発見→商品開発→ブランディング→プロモーション→営業」の過程に置き換えると、思考のプロセスがさらに生活の中でいきいきと動きだす。

★生活の中で役にたつものあるいは社会に貢献できる役割を実感できる体験こそ学びとキャリアデザインを結びつけるおもしろくて本質的なプログラムではないだろうか。品川女子学院はここ15年の間に様々な試みにチャレンジしてきたが、いよいよ包括的なクオリティの高いプログラムが醸成されてきたようである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年10月 5日 (金)

クリエイティブ・スクールを探せ~鎌倉学園

★「かわら版1月号2007年」に、鎌倉学園から次のようなメッセージが寄せられている。

古都鎌倉の歴史的風土と恵まれた自然環境に包まれて、文武両道を目指しています。授業中はもちろん、クラブ活動や生徒会活動が行われる放課後も充実しています。

★何気なく書かれているが、鎌倉学園がどこにあるか想像してみると、とてつもないことに気づくはず。あの臨済宗の建長寺の学校だから当然だが、本当に歴史的風土に隣接しているのだ。

★このような教育空間にある学校はほかにない。在校生たちは、ふだん意識はしていないだろうが、中高の6年間、この地で生活を送ることによって、理性や知性、感性の広がりと奥行きを身体に受容している。

★豊かな暗黙知が育つことが、将来それを見える化したとき大きなパワーを生むことにつながる。この豊かな環境を得ることは他校ではなかなか難しいだろう。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年10月 4日 (木)

クリエイティブ・スクールを探せ~神奈川学園

★「かわら版1月号2007年」に、もう一つの桜の学校神奈川学園から次のようなメッセージが寄せられている。

今、中3は3月の海外研修準備に大忙し。全校では11月に直木賞作家・重松清さんをお迎えする等、「人と出会い、社会と出会う」取り組みが広がっています。

★この中3の海外研修準備は、中3になってはじめて行われるのではない。中1から行われている総合学習や論文指導、もちろん国際教育活動すべてが有機的に結合してできあがる中学3年間の総決算であり、高校へのスタートの盤石の基盤でもある。

★神奈川学園の大きな特徴は、進路・進学指導とそれ以上の厚みのある学習の二元論ではなく、リベラルアーツ一元論というところにある。これで進学実績も飛躍させているのである。神奈川エリアの女子校(男子校も共学校もそうだが)の中で、進学指導を1つの柱とせずに、リベラルアーツ一本で実績が出せる学校はほかにない。

★桜蔭は、なんだかんだといっても、進学指導一元論。神奈川学園はリベラルアーツ一元論。神奈川学園の校章は桜イメージ。そういく意味もあって、対局のもうひとつの桜の学校である。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年10月 1日 (月)

入試問題は学校の顔~女子聖学院の場合

★よく入試問題は学校の顔であると言われるが、女子聖学院の今春の国語の入試問題(2回目)の論説文の問題は、まさに同学院の教育をまるごと表している。

★というのも、文章そのものが女子聖学院の国語科の先生によって執筆されているからだ。同学院では、国語に限らず、あらゆる教育活動の中で、生徒たちは文章を書く環境にある。それをまず入試問題の段階で、教師自らモデル文章を制作して示すというのは、選抜のためのテスト以上の気概が伝わってくる。

★また、女子聖学院ではディベートも盛んにおこなわれている。生徒たちは全国のコンクールで何度も受賞しているほどだ。したがって、入試問題の論文もディベートを想定した内容になっている。

★戦後日本で、サマータイム制度が実施されたことがあったが、2年ほどで廃止されてしまった。サマータイム制度の効用がまずは述べられ、次に日本の気候と労働条件がそれに合わなかったと述べられるが、そこで終わらず、戦後と今では日本の歴史条件が変化し、今こそサマータイム制度は有効ではないかという展開になっている。環境問題の変化、労働条件の変化、経済問題の変化などを理由にあげているが、さらに、サマータイム制度によって、固定的にとらえていた時間を、自分の生活のために変えらえるという意識改革にまで結びつけているところは、女子聖学院らしい。

★いずれにしても、日本においてサマータイム制度は是か非かという命題に回答するには、どこまで幅広く調べ、考える論理と視野を必要とすればよいのか、それがコンパクトにまとめられている。そして女子聖学院にとって、論理として求めていることはどういうことなのかがよくわかる問いかけがなされている。具体と抽象の関係、因果関係、対比関係を中心に問いは構成されている。論説文を読むときどんな論理展開を考えながら読めばよいのか、受験生にとってもわかりやすい。思考力は重要だが、具体的には何をどう考えるのか、女子聖学院の受験生以外の生徒も、もし国語が苦手だと思っているのならば、この論説文の問題に学ぶことは、大いに役に立つかもしれない。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月30日 (日)

聖園の精神を受け継ぐ生徒たち

2007年9月アクセスランキングによると、聖園女学院の記事もアクセスランキングが高い。カトリック校としての精神を前面にだして教育に取り組んでいる真摯な学校だけに、どこかホッとする。

★校誌「みその」(52号2006年)の巻頭言で校長先生は谷川俊太郎の次のような詩を引用している。

目をつぶっていると、神様が見えた

うす目をあいたら、神様は見えなくなった

はっきりと目をあいて神様は見えるか見えないか

それが宿題

★そしてこの詩についてこう語っていらっしゃる。

・・・もし私達が、生きてゆく為に目に見えるものしか関心がなくなったとしたら、つまり物質的に豊かな生活をし、目に見える事物だけに満足しているなら神様は全く見えなくなってしまうのです。はっきりと目をあいて見るべきものをしっかりと見つめた時、神様を感じとれるのではないか、見えてくるのではないか、それを人生の、生涯かけての課題にしたいと訴えているのだと思います。・・・時の流れに流される自覚のない生き方でなくその背後に存在する方に、感謝と畏敬の念をもつことです。そして授かった生命と人格の品位を大切にし、合わせて他者への奉仕に心を配る生き方をする一人ひとりになりたいものです。

★校長先生は、信仰について、神への愛について語っていらっしゃるが、神への愛は真理の光であり、知性にも良い影響を与えるようである。中2のOさんは、「野外観察で得たもの」というテーマのレポートで次のように書いている。

私は野外観察へ行って、海には隠されている物がたくさんあると考えました。何故そのような事を考えたかというと、遠くから海を眺めている時は波の動きや音しか聴こえないのに、近くに行ってみると生物達が出てきたり、岩陰に隠れていたりするからです。海は遠くから見ると殺風景に見えると思いがちですが、それは違うのです。皆が見ていない所、見えていない所で、たくさんの生物が生きています。・・・

★Oさんの生物を観察する視点は校長先生のあらゆるものの背後にあるものを見つめる目線と重なっている。この視点は遠くの世界で困っている子供達の痛みを知る心にも通じる。このように聖園女学院は普遍的な精神を教師も生徒も共有している。このような教育はいかにして可能なのだろうか。聖園女学院の教育の奥はなんと深いのだろう。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月アクセスランキング

★9月のアクセスランキング。432の記事から100位まで公表。ただし、学校に関する記事を抽出。一般的な教育ニュースなどは除いた。聖セシリアと白梅清修は、学校サイトでも本ブログの記事を紹介しているので、毎月上位にランキングされている。

★海城の記事も根強い人気を保っている。東洋英和、東京女学館、横浜富士見丘、昭和秀英、鎌倉女学院の記事はわりと新しいにもかかわらず、10位以内に入っている。学校選択者にとって気になる学校であることがわかる。[本間 勇人 Gate of Honma Note

1 伸びる聖セシリアの進学実績
2 白梅学園清修の人気
3 学校選択の変化[36]~東洋英和女学院
4 白梅学園清修の言語力育成[1]
5 白梅学園清修の言語力育成[2]
6 海城の将来構想の考え方(1)
7 学校選択の変化[37]~東京女学館
8 横浜富士見丘学園中等教育学校の人気続伸
9 昭和学院秀英の人気の理由
10 学校選択の変化[44]~鎌倉女学院
11 立教女学院の人気の理由
12 白梅学園清修の言語力育成[3]
13 海城の将来構想の考え方(2)
14 聖園女学院の教育の考え方
15 学校選択の変化[40]~八雲学園
16 学校選択の変化[43]~横浜共立
17 田村先生の私学経営の挑戦
18 立教女学院という環境で育つ感性
19 八雲学園は名門校として成長
20 洗足学園の人気
21 学校選択の変化[19]~サレジオ学院
22 学校選択の変化[20]~明大明治(男子)
23 学校選択の変化[28]~攻玉社
24 学校選択の変化[39]~品川女子
25 学校選択の変化[41]~横浜女学院
26 世界標準を超える共立女子の中三生【1】
27 桐朋女子盛り返すか
28 学校選択の変化[42]~横浜雙葉
29 英国で白梅学園清修一期生が直面した真理
30 学校選択の変化[12]~吉祥女子
31 学校選択の変化[16]~立教女学院
32 学校選択の変化[47]~渋谷教育学園幕張(男子)
33 海城の将来構想の考え方(4)
34 学校選択の変化[8]~鴎友学園女子①
35 大学入試でもパワーを発揮する頌栄女子学院の海外帰国生
36 学校選択の変化[35]~桐光女子部
37 学校選択の変化[11]~栄光と聖光
38 学校選択の変化[21]~明大明治(女子)
39 田村先生の私学経営の挑戦<2>
40 聖学院の魅力広まる
41 海陽中等教育学校は侮れない
42 学校選択の変化[38]~学習院女子
43 学校選択の変化[15]~豊島岡女子
44 立教女学院で創造的人材が育つ(1)
45 白梅学園清修の第1回説明会
46 学校選択の変化[10]~慶應普通部
47 学校選択の変化[48]~渋谷教育学園幕張(女子)
48 中村中の説明会の進化
49 学校選択の変化[17]~筑駒
50 学校選択の変化[5]~駒場東邦
51 学校選択の変化[45]~湘南白百合
52 海城の将来構想の考え方(3)
53 学校選択の変化[29]~慶應中等部(男子)
54 学校選択の変化[26]~立教池袋
55 田村先生の私学経営の挑戦<了>
56 学校選択の変化[30]~慶應中等部(女子)
57 自己の閉塞状況を破れる自由の森
58 湾岸エリアに誕生した共学進学校、かえつ有明への大きな期待!
59 学校選択の変化[9]~フェリス
60 学校選択の変化[25]~早稲田実業(男子)
61 学校選択の変化[4]~女子学院
62 学校選択の変化[24]~早稲田実業(女子)
63 学校選択の変化[31]~香蘭
64 学校選択の変化[34]~桐光男子部
65 学校選択の変化[46]~白百合
66 学校選択の変化[18]~芝
67 学校選択の変化[22]~慶應義塾湘南藤沢中等部(女子)
68 学校選択の変化[27]~浅野
69 富士見中の確かな教育力
70 世界を変える京北学園
71 海城の将来構想の考え方(5)
72 学校選択の変化[33]~青山学院(女子)
73 筑駒のツッコミ力
74 宝仙理数インターの先見性に期待がかかる
75 晃華学園の教育力の証明
76 学校選択の変化[7]~共立①と大妻①
77 学校選択の変化[13]~桐朋
78 自由でのびのびした学園生活が人気の神奈川大学付属
79 神田女学園の教師の高い質(2)
80 6年後横浜山手女子はナンバーワン【1】
81 学校選択の変化[14]~雙葉
82 学校選択の変化[23]~慶應義塾湘南藤沢中等部(男子)
83 獨協埼玉の人気
84 サレジオ学院の魅力
85 学校選択の変化[2]~桜蔭
86 渋谷幕張のパンフレットから見えるコト(1)
87 学校選択の変化[3]~開成
88 学校選択の変化[6]~海城①
89 Nettyクリエイティブ・スクール(7)~大妻多摩
90 晃華学園の教育力
91 6年後横浜山手女子はナンバーワン【4】
92 三輪田学園の新たな不易流行
93 かえつ有明の文化再生産システム着々(2)
94 学校選択の変化[1]~麻布
95 女子学院の教育力(2)
96 千葉高校併設型中高一貫教育校開設準備本格化
97 東京女子学園が伸びる理由【2】
98 宝仙理数インターの本気の教育~戦略と情熱と
99 光塩女子学院の学年共同担任制
100 かえつ有明の新しい実践着々と

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2007年9月27日 (木)

横須賀学院飛躍の時が来た

横須賀学院改革については、年始から聞き及び、ワクワクしていたが、その促進力はパワフル。大学合格実績について、ネッティリポートにこうある。

今春も国公立大学が前年の2・6倍の合格者数(7名→18名)に伸びているのをはじめ、早・慶・上智大、東京理科大、MARCH5大学など難関私立大への合格者(57名→100名)が確実に増えていますが、なかでも青山学院大への合格者数は前年の1・7倍(11名→19名)に増えています。今後は、こうした青学大との連携が深まるに連れ、さらに進学希望者が増えて合格者も増加するはずです。もともと青山学院の分校、第二高等部として誕生した同校の系譜をたどれば、それは自然なことといえるでしょう。

★ちょっと待った。青学大との連携は、今まさに始まったばかりなのに、すでに実績が増えているというのはどういうことなのだろう。その理由は推測に難くない。青学大との連携が今始まっているということは、その準備は数年前から着々となされていたことを示している。この改革路線が信頼性のあるもので妥当だからこそ、その準備の過程で、良好な結果を同時進行的に生み出せるのである。ということは、いよいよ始まったのだから、今後の飛躍はかなり期待できそうだ。

★それにしてもこの連携プログラム、さすがはアメリカのプロテスタント学校のコンセプトがベースだなと感心させられる。他の学校の連携プログラムにはないし、公立学校ではあり得ない創意工夫がなされている。

★たとえば、中学1年生の「マーケティング入門」プログラム。国語の小説プロジェクトと連動しているのだが、オリジナルの小説を書いたら、次にはそれが売れるかどうかの編集マーケティングをするというもの。

★アメリカでは、高校や大学で論文や小説を書く講座があるが、日本の学校にあるように、「文集」にして終わらせるということはない。出版するにはどうしたらよいかまでプログラムがある。

★アメリカはともかく、横須賀学院はキリスト教主義の学校なのに、お金の授業をやるのかと思われるかもしれない。ところが違うのである。言葉はロゴスであり、ロゴスは光であり、光は神である。神の言葉や光やロゴスはオープンで普遍で、広がらねばならないのである。アメリカ・プロテスタンティズムの発想である。お金は儲けるためにではなく、横須賀学院の生徒のタレントを強化するのに大いに役立つのである。

★書くという行為は、自分のためにだけ書くのではない。そこには語り合う他者が存在し、その対話に信頼性と正当性と妥当性を保障する言論の自由がある。そしてこの自由はキリスト教主義的自由。真理はあなたがたを自由にするという。ここのところが理解できないと、イギリスから生まれた近代民主主義の理解は難しい。日本に民主主義が根付かないのはそんなところにも理由があるが、横須賀学院と青学大との連携プログラムは、そこに光をあてるものでもある。

★横須賀学院の学園革命は、学内にとどまらず、未来の社会に通じる。麻布同様に≪私学の系譜≫に位置している。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年9月26日 (水)

獨協埼玉の人気

★9月のセンター模試(全国中学入試センター実施)受験生の志望校の傾向を見てきたが、その中で獨協埼玉もまたすべての入試において志望者数前年対比はアップしている。

★2001年に中学が開設され、今年の春中学1期生が卒業した。その大学合格実績は、1期生にして大成功だったのではないだろうか。国公立・早慶上智・理科大・MARCHの合格者数は卒業生数の58%を占める。

★しかしながら、大学進学が第一義の教育コンセプトではない。多角的な成長ステージを用意している総合的な学習のプログラム(コミュニケーション・ステージ、ネーチャー・ステージ、コミュニティ・ステージ、ボランティア・ステージ・・・)の創意工夫や幅広い部活動、イベントなど学園ドラマをイメージさせる教育力。とにかく生徒たちは明るい。内省的とか省察的とか内面の静かな光というような雰囲気ではない。

★溌剌と発信型で活動的生徒が多いというイメージ。それが人気に結びついているのではないだろうか。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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