2008年5月28日 (水)

上智大で6月1日「東京エリア/カトリック学校フェア2008」開催

6月1日(日)には、東京・四谷の上智大学で「東京エリア/カトリック学校フェア2008」が開催されます。
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参加校は、浦和明の星女子、カリタス女子、暁星、光塩女子学院、晃華学園、サレジオ学院、白百合学園、聖心女子学院、聖ドミニコ学園、星美学園、聖ヨゼフ学園、東京純心女子、東星学園、目黒星美学園、横浜雙葉の15校。

東京と隣接エリアのカトリック校のほとんどが一堂に集う、こうした集まりは、めったにない貴重な機会。カトリック校の教育に関心のある方は、ぜひご参加いただければと思います。当日のプログラムは下記のとおりです。


■□■□■「東京エリア/カトリック学校フェア2008」■□■□■

●日時 6月1日(日) 9:30~15:00〈予定〉

●会場 上智大学四谷キャンパス 12号館〈四ツ谷駅側の北門を入ってすぐ右手の新しい建物。ただし大学の休日の安全管理規定により当日のご入場は正門からのみとなります〉

●プログラム
1.9:40~14:45 参加校・学校別ミニ説明〈5階502教室・1階102教室〉
各校15分程度の説明を、午前・午後に各1回予定しています。
  
2.9:30~15:00 個別相談会〈2階201教室・202教室〉
会場に1フロア、個別相談会場を設けています。資料のみお持ち帰りいただくことも可能です。

3.11:20~12:00 上智大学による教育講演
上智大学には、カトリック系中高との連携の試みのひとつとして、今回のフェア会場をご提供いただきました。上智大学がカトリック学校向けに行っているAO入試などについてもお話いただきます。

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私学の中高一貫教育に関心を持つ方であれば、どなたでも参加できます。低学年のお子さまをお持ちの皆さまも、ぜひご参加ください。

参加の事前お申し込みは不要です。直接会場にお越しください。詳しいご案内は、同フェアのWebサイトでご紹介しています。
(NTS教育研究所/北 一成)

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2007年12月 5日 (水)

なぜ「スーパー併願校」という表現を使ったの?

03  明後日の12月6日(木)に麹町学園女子中学校で開催する「女子スーパー併願校~いま、選ばれる私学~」という合同講演会について、朝日新聞の記者の方から電話で質問を受けました。「なぜ、スーパー併願校という言い方をしたのですか?」というご質問でした。聞けばその記者の方も、ご自身で中学受験を体験し、いまも私立中高一貫校や中学入試の状況に関心を持ってくださっている様子でした。

実はこの講演会は、今年度の5月から「クリエイティブ・スクールを探せ!」というタイトルで実施してきた講演会シリーズの第6弾(今年度の最終回)で、そのシリーズのサブタイトルは「より良い中学受験のために~偏差値にとらわれない学校選択~」と謳ってきました。

まず「偏差値にとらわれない学校選択」とは、中学受験に関わってきた私たちが常に強調し続けてきたことです。しかし、その一方で私たちが、受験生がそれぞれの志望校への合格の可能性を探るために、偏差値という「合格のための目安」を積極的に利用することをお勧めしてきたことも事実です。

一見、矛盾するようなことを訴え続けてきたわけですが、それを「両立させることは可能」だと私たちは信じています。つまり「偏差値を利用はしても、偏差値にとらわれないこと」が大事だということです。「たかが偏差値、されど偏差値」といった表現で、その意味を保護者にお伝えしたこともあります。

次に「スーパー併願校」という表現を使ったことの意味は、いくつかありますが、第一には、私たちのような進学塾関係者は、「併願(=いつくかの学校を併せて出願・受験すること)」という言葉や、「併願校(他の学校と併せて出願・受験する学校)」という言葉を、実はネガティブな意味で使っているわけではありません。

中学入試には、全体に「併願受験がしやすい」状況が生まれたことによって、全体が活性化し、同時に受験生には受験~合格のチャンスが数多く与えられ、それによって個々の学校も意欲的で優秀な受験生を多く集めることで、レベルアップを実現してきたという側面があるからです。

しかし、いくら「併願受験が当たり前になった」とはいえ、受けられればどこの学校でもよい、というわけではありません。受ける以上は、受験生と保護者にとって「価値ある」受験校でなければ、わざわざ選ぶ意味がありません。それゆえ、多くの進学塾のスタッフや私たちは、第1志望校だけでなはく、「併願校選び」の大切さを強調するわけです。

20071201web受験生と保護者にとって価値ある併願校とはどんなものか? それを熟考して、受験生のご家庭でもひとつのヒントとして参考にしていただくために、私たちは今回、あえて「スーパー併願校」という表現を、この講演会のテーマに掲げました。

そして、①受験生にとって「受けやすい」入試を用意し、②それとともに「望まれる教育展開」を工夫し、③その両面によって期待や注目(=人気)を集め、④結果的に入試レベルをアップさせ、世間の評価も高めていく。
こういう成長のサイクルを実現している私学を、私たちは「スーパー併願校」とここでは定義しました。

今回、ご参加いただく5校は、会場校の麹町学園女子中をはじめ、十文字中東京女子学園中中村中八雲学園中の5校。

いずれもこうした条件を満たし、実際に多くの人気と注目を集めている女子進学校です。もっとも、これらの学校以外にも、同じような要素を持つ私学はいくつもあると思います。しかし今回は、この女子校5校の特色や取り組みを知っていただくことで、他の私学を理解するための参考にもしていただけることと思います。

いまこそ「スーパー併願校」に注目してほしい時期。「なに、それ?」と疑問に思った方には、ぜひ講演会場に足を運んでいただきたいと思います。

【関連記事】12月6日、大人気の女子校5校が一堂に集う合同講演会が開催!

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2007年11月16日 (金)

まだ間に合う! 11月17日(土)開催、「新しい学びに取り組む女子校」合同講演会

私学を知るサイト「Netty Land」が企画・開催する、『クルエイティブ・スクールを探せ!』シリーズ講演会の第5弾は、明日11月17日(土)に実践女子学園で行われる、首都圏の中学入試でも人気の高い女子進学校5校による「新しい学びに取り組む女子校」合同講演会です。

20071110web 私立女子校のなかでも、女子生徒の可能性を引き出し、大きく伸ばしてくれるような「新しい学び」のスタイルを導入している学校が参加してくれます。

この「新しい学びに取り組む女子校」合同講演会は、11月17日(土)、10:00から開催。会場の実践女子学園中学校は渋谷駅から徒歩10分です。
当日のプログラム概要と参加校は以下のとおりです。

●テーマ/「新しい学びに取り組む女子校」合同講演会
    ~女子の可能性を広げるプログラムとは?~

●日時/11月17日(土)、10:00~12:00
●会場/実践女子学園中学校
●参加校/共立女子、実践女子学園、品川女子学院、白梅学園清修、洗足学園

21世紀は、女性のさらなる活躍が期待される時代。
そうした次代を担う女子の可能性を大きく伸ばすために、既存の枠組みを乗り越え、女子のための「新しい学び」に取り組んでいる私立女子校の教育展開が、いま注目を集めています。そうした女子校の教育に関心のあるご家庭にとって、絶好の機会です。
私学の中高一貫教育に関心を持つ方であれば、どなたでも参加できます。低学年のお子さまをお持ちの皆さまも、ぜひご参加ください。

●プログラム
1.時代を先取りする私立中高の女子教育
~女子の可能性を大きく広げる新たな教育展開~
10:00~10:15(15分)
NTS教育研究所上席研究員/北 一成

2.ご参加校/学校別ミニ説明
「女子が高い目標を持って伸びていくためには?」
~わが校の教育のあり方と女子の活躍のエピソード~
10:15~11:30(75分)
・共立女子の紹介
・実践女子学園の紹介
・品川女子学院の紹介
・白梅学園清修の紹介
・洗足学園の紹介

3.教えてください! 女子進学校の学校生活
~学習面、学校生活、親の関わり方など、何でも聞いてみよう~
11:30~12:00(30分)
ご参加5校の先生方への壇上Q&Aトーク
ナビゲータ……NTS教育研究所

―――――――― < 講演会終了 > ――――――――

4.参加校の先生方に相談してみよう ~個別相談会〈希望者のみ〉~
12:10~13:00(約50分間)
※ご希望の人数と、先生方のご都合によっては、時間内に相談できない場合もありますので、その点はご了承ください。

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2007年10月 2日 (火)

クリエイティブ・スクールを探せ~春日部共栄

★「かわら版1月号2007年」に、春日部共栄から次のようなメッセージが寄せられている。

「シラバスに沿った先取り学習(授業)」と「第2カリキュラム(総合学習)」を融合させたダイナミックな学びと体験を実践。月1回研究者による講演会も開催しています。

★この短いフレーズに、春日部共栄がクリエイティブ・スクールである理由がつまっている。大学進学実績を出すエンジンである「先取り学習」、これは才能教育でいえば、促進教育を意味する。「第2カリキュラム」や「講演会」は、リベラルアーツやエンリッチメント教育と呼ばれている。

★スピードとクオリティの両方のベクトルが作る教育がクリエイティブ・スクール。この構想が明確に意識されて設計されている。もちろん実績は十分にでている。強くて優しい人材がたくさん輩出されることを期待する。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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2007年5月20日 (日)

6月2日に中村で「国際化教育」講演会を実施

去る5月12日(土)には、聖学院で「Netty Land」主催の、『クリエイティブ・スクールを探せ~私学独自の環境が生む「教育の質」とは?~』というテーマの保護者対象講演会が行われた。

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特別ゲストにヴォーリズ建築事務所から会長の片桐郁夫氏、ゲスト校として市川から副校長の及川秀二先生、立教女学院から教頭の山岸悦子先生をお招きした今回の講演会。参加者は決して多くはなかったが、わが子が6年間を過ごす「教育環境」を考えるうえで、貴重な示唆を与えてくれた各氏のお話に、参加された保護者の皆さんからは概ね好評をいただくことができた。
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わが子にとって最良の「学校選び」のためには、いろいろな角度から私学を見る“視点”を保護者が持つことが必要。「クリエイティブ・スクールを探せ」シリーズの講演会やイベントでは、今後もそうした切り口で、学校情報や入試情報を発信していくことを目標としている。その点を理解いただけた保護者からは、この講演会の意義も認めてもらえたということだろう。
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ただし、こうした情報は、志望する中学の「合格に直結する情報」ではないために、すぐには多くの保護者の関心と結びつかない面もあるようだ。忙しい保護者からすると、それも当然かもしれない。そのあたりのことも考慮し、こうした講演会の意義をどう工夫してうまくお伝えしていくかが、「Netty Land」講演会の課題でもあるだろう。
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しかし、これまでにも再三いわれてきたことだが、各私学の教育理念や方針、大切にしてきたことを理解したうえで受験に挑むことは、志望校合格のためにも重要なこと。受験生(わが子)の学力特性と、志望校の入試問題との“相性”が、合格のために重要なファクターであるのと同様に、志望校の教育理念や指導方針に対する、保護者の“理解と賛同”が重要であることはいうまでもない。

私立中高一貫校への入学者は誰もが、各校の過去から未来へと続く良き伝統を、「ともに守り育てていく」存在であり、それをさらに「進化・発展させていく」担い手となる。その連続性や、そのうえで時々に生まれる変化が、各私学の「文化資本(ハビトゥス)」や「文化遺伝子(ミーム)」と呼ばれるものを形成し、それが各私学の校風やカラーをつくり育てていく。

そう考えると、受験生と保護者が、それぞれの志望校の教育理念や指導方針への理解を深め、それに賛同する姿勢を持つことが、その志望校への合格にもつながる、ある種の“適性”を育てることでもあると理解してよいはずだ。

次回、6月2日(土)に中村中学校で行われる「クリエイティブ・スクールを探せ!」シリーズの第2回講演会のテーマは「世界水準の教育が求めるものと、私学の国際化教育」。参加校は、会場校である中村(女子校)をはじめ、聖学院(男子校)世田谷学園(男子校)かえつ有明(共学校)頌栄女子学院(女子校)の5校である。各校それぞれに取り組んでいる「国際化教育」についてお話していただき、さらに参加校の先生方のクロストークによって、私学の国際化教育の取り組みについて理解を深めていただくことが狙いである。

「国際化教育」は、いま学校教育の課題として、私立だけではなく公立学校でも重視していること。各校の取り組みは多岐にわたる。今回の講演会に参加いただく5校の取り組みもそれぞれに違ったものである。そうした取り組みのバリエーションや違いを知ったうえで、各校が共通して求める「国際化教育の本質」を感じ取っていただくことが、この講演会の目的といってもいいだろう。

「国際化」といっても、単に海外研修や交換留学といった、形のうえでわかりやすいプログラムを実施するだけではない。私学の国際化教育には、6年間を通して体験するさまざまな取り組みを通して、民族性や文化的背景の違いを知ったうえで相互の理解を深め、立場や意見の違いを前提に協調や協同の糸口を探り、これからの社会をより良いものにして平和な世界を築いていくことを考えられるような、大きな理想がそこにはある。もちろん他者への思いやりや奉仕の精神を育てることも目的のひとつだろう。

そうした私学教育に共通する本質の部分を感じ取っていただけたなら、あとは保護者ご自身の視点で、関心のある私学の「国際化教育」について、それぞれに調べていっていただくと、各校の独自性や大切にするものが浮き彫りになってくるはずだ。

土曜日である6月2日の9時から11時まで行われる、この「私学の国際化教育」をテーマにした講演会の後には、会場校の中村中学校の説明会と体験授業も用意されている。参加無料で、中高一貫校と中学受験に関心のある方ならどなたでもご参加いただけるこのイベントに、ぜひ多くの方に足を運んでいただければ嬉しいところだ。

お子さんが午前中にお通いの塾でテストを受けているならば、午前中は保護者の方だけでご参加いただけるとよいだろう。また、お子さんのテストが午前中に終わるならば、午後からご一緒に中村中学校の体験授業と説明会にもご参加いただけると、私学の教育について実感し、理解を深めていただける良い機会になると思う。 (北 一成)

【関連記事】5月12日~市川、聖学院、立教女学院の教育環境と文化を探る機会~

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2007年5月 1日 (火)

4月アクセスランキング

★4月のアクセスランキングを発表。学校関連の記事に限定し、50位まで掲載。今月は晃華学園と白梅学園清修の複数の記事にアクセスが集まった。4月のHot Newsのアクセス数は19,394人。80%は新しい訪問者で、20%はリピーターなので、多くても受験生の保護者の30%弱(全員6年生として)しか訪れていない。あくまで参考まで。

1 晃華学園の教育力
2 晃華学園の教育力の証明
3 伸びる聖セシリアの進学実績
4 白梅学園清修のサポーティブ・バンド(3)
5 白梅学園清修のサポーティブ・バンド
6 白梅学園清修のサポーティブ・バンド(2)
7 千代田女学園の改革
8 聖園女学院の教育の考え方
9 読売ウイークリー「浅野」に注目!
10 海城の将来構想の考え方(1)
11 三輪田学園の新たな不易流行
12 かえつ有明の新しい実践着々と
13 東京女子学園の進化=深化=真価
14 八雲学園の教育の質、飛躍!
15 麹町学園女子2007年入試の飛躍
16 海城の将来構想の考え方(2)
17 かえつ有明は生徒が増えても1人ひとりに目配り
18 千葉高校併設型中高一貫教育校開設準備本格化
19 かえつ有明の文化再生産システム着々
20 共立女子のおもしろい≪私学の系譜≫
21 自己の閉塞状況を破れる自由の森
22 穎明館のハビトゥス
23 海城の将来構想の考え方(3)
24 星城中学校にますます期待
25 新潮流を生み出す日本音楽高等学校
26 東京女子学院の教育の手ごたえ
27 東京文化中のドラゴンクエスト
28 東京女子学院の教育の成果
29 私立学校が継承するもの~麻布の氷上校長語る
30 横浜女学院の優しい眼差し
31 小野学園戦略着々遂行
32 久しぶりに中村中の調べを聞いた
33 湘南白百合のオープンスクールは在校生が活躍!
34 世田谷学園「最高の授業」で紹介される
35 5月12日~市川、聖学院、立教女学院の教育環境と文化を探る機会~
36 かえつ有明の教育空間(1)
37 光塩女子学院の学年共同担任制
38 立教女学院という環境で育つ感性
39 女子美大付属と国立音大附属
40 麹町学園女子の人気
41 宝仙理数インターの本気の教育~戦略と情熱と
42 次に注目される小野学園女子の教育
43 聖ヨゼフ学園のもう1つの教育
44 女子学院の教育力(2)
45 晃華学園の科学の芽
46 星城中学校~私立中高一貫校の星
47 光塩女子学院の学年共同担任制(2)
48 白梅学園清修の見えないカリキュラム
49 サレジオ学院の魅力
50 聖園女学院の美術

(本間 勇人)

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2007年4月28日 (土)

宝仙理数インターの活発な教育活動

宝仙理数インター新中1の教育活動も、一ヶ月が過ぎた。果たしてどのような学園生活を送っているのだろうかと思っていたところ、学年通信“Future”の一部を送って頂いた。

★まだ一ヶ月だというのに、8号まで発刊されている。一週間に2号ずつ編集されているということになる。白梅学園清修のブログ“Topics”といい、宝仙理数インターの学年通信“Future”といい、更新の高さが、新設校の勢いにつながっていることは確実だ。

★さて、“Future第1号”の巻頭言をご紹介しよう。

さぁ、今1ページ目が開かれました。最初のページを書くのは今日、2007年4月5日。最後のページを書くのは2013年3月3日。まだページは真っ白です。ストーリーは誰も知りません。物語を作っていくのは、君たち一人一人です。さあ、どんな物語にしますか。素敵な物語になりそうな予感がします。

★「物語を作っていくのは、君たち一人一人です。」という響きが心を揺さぶる。学校の伝統を新たに作っていくのは、先生方と56人の生徒たち。一回生の成長物語がそのまま理数インターの伝統になるのである。

★27日から28日は、富士山麓で宿泊研修「ウェルカムキャンプ」が実施されたようだ。仲間作りと自分作りの研修だろう。一回生の71分の1の成長物語がすでに書き込まれたのである。

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小野学園女子の新戦略

Ono小野学園女子の小さな、それでいて本質的かつ効果的戦略が展開されている。写真は同学園サイトからのものであるが、放課後の盛況ぶりの様子らしい。

★職員室の隣に生徒のためのQARoom(質問室)を開設したということだ。生徒が質問に来たら、いつでも答えられる非常に便利な場所で、質問する習慣をつけるために設置したという。

★なんだどこの学校でもあるじゃないか?と訝しげに思う方もいるかもしれない。しかし、「わからない問題について先生に教えてもらう空間」という表現あるいは意識を持つのと、「質問する習慣がつく空間」という表現あるいは意識は、似て非なるもの。

★前者は生徒はどこまでいっても課題は与えられる。後者はいずれ生徒が独自の視点で疑問を持ち始める。自分で課題を見つけ、疑問を抱くというのは、自分の中に新たな視点が生まれること。基準あるいはものさしと言い換えても良い。

★どんなにトレーニングを積んでも伸びない生徒がいる。それは与えられた課題をひたすら真面目に解いているだけだからである。独自の視点を持った生徒は、急激に伸びるのである。能の奥義ではないが、学びの道は「序破急」。急にべき数的飛躍をするのは、新たな視点がスコンと身体に入ったとき。腑に落ちたとき。この新たな視点がさらに新たな視点を生みつづけ、視点の構造が内在化すれば、かなり学力は伸びる。

★小野学園女子は、偏差値を超える環境設定戦略を着々と進めているのである。[本間 勇人 Gate of Honma Note

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ヴォーリズ建築が私学にくれたもの

前日のブログで、5月12日(土)に聖学院(東京都北区)で行われる「Netty Land講演会」のことに触れたところ、今回その講演会にゲストとしてお招きしているヴォーリズ建築事務所のことで、早速いくつか質問や意見をいただいた。

多かったのは、「横浜英和もヴォーリズ建築だったよね」とか「横須賀学院の中学校舎もそのはずだよ」とか「玉川聖学院が抜けているのでは?」といった、ヴォーリズ建築事務所の設計による私学についての意見や情報だった。

ご指摘のとおり、前日の文章で紹介したヴォーリズ建築による私学の校舎・施設は、ほんの一部でしかない。これをヴォーリズ本人が来日し、その後、明治40年代(1909年~)から今日まで同建築事務所が関わってきた私学建築を紹介しようとすると、膨大なスペース(文字量)が必要になる。

ウィリアム・メレル・ヴォーリズが他界した後にも、その建築思想を受け継いだ一粒社ヴォーリズ建築事務所の手によって設計・建築されてきた建物は、やはり、創立期の建築物の面影(趣き?)や薫りを残している。ヴォーリズ来日から数えると、やがて100年がたとうとしているが、決して色あせることのない理念が、今も受け継がれていのだろう。

いま手元には、この講演会のゲストにお招きしている片桐氏から資料でいただいた、株式会社一粒社ヴォーリズ建築事務所の「会社経歴書」がある。このなかには、ヴォーリズが手掛けてきた、教育(教育・学校寄宿舎)、宗教(教会・宗教団体・記念その他)、経済(商業経済・生産工業)、厚生(医療・福祉・レジャー)、住宅(個人住宅・集合住宅・寮)のなかで、いわゆる「教育」のジャンルに属する建物が年代順に列記されているのだが、それだけでも、1909(明治42)年から2005(平成17年)にかけて、何と21ページにわたって、800件近い数の建築物が記録されている。

おそらく、中学受験に関心を持つ方が学校名を知っているプロテスタント系の私学であれば、何らかの形でヴォーリズ建築事務所が関わっていることのない学校を探すほうが難しいとさえ思えてくる。

中学受験に関わる仕事を始めた22年前、そういうミッション系私学の校内に入って感じたのは、「ここはふつうの学校(筆者にとっては公立学校)とは違うな?」ということだった記憶がある。さらに、先の記録のヴォーリズ建築の校舎のなかから、これまでに訪ねたことがある私学の校舎を思い起こしてみると、そこには何かしら共通の匂いや趣き、あたたかさを感じる。

女子学院、フェリス女学院、東洋英和女学院などが、校舎を現在のものに建て替えたとき、その外観は前校舎とほとんど変わらないデザインとなった背景には、多くの卒業生の希望があったという。やはり当初の設計が、時代を経ても愛され続けるものだったからだろう。

そんなあたたかな校舎・施設のなかで、生徒(子ども)のために行われる教育が、心の通ったものになるのは、ヴォーリズが与えてくれた環境のなせるわざでもあるように思う。

片桐氏は、ヴォーリズ建築事務所の設計による校舎が完成すると、しばらくしてから、その校舎で過ごしている生徒(子ども)たちの表情を見に行くという。生徒が生き生きと、居心地良く過ごせているかどうかを確かめて、はじめてヴォーリズ建築事務所の仕事は完遂するということだ。

そんなところにも、ヴォーリズの建築に受け継がれてきた“魂”を筆者は感じる。ただ実際のところは、そうした理屈など抜きにして、そこで日々過ごす在校生こそが、そのあたたかさを「肌で感じて」いるに違いない。

ヴォーリズ建築による聖学院だけではない。今回の講演会のゲスト校である市川(千葉県市川市)でも、立教女学院(東京都杉並区)でも、在校生はみな、そういうあたたかさを感じていることと思う。(北 一成)

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2007年4月24日 (火)

東京女子学院の教育の手ごたえ

★本ブログの「東京女子学院(TJG)の教育の成果」を読んで配慮してくれたのだと思うが、NTS教育研究所の上席研究員藤崎正彦氏(NTS教育研究所上席研究員)が、TJGの鈴木先生宛ての訪問感想コメントメールをCCで送ってくれた。TJGの教育活動の手ごたえとその割にPRが少なすぎるという臨場感ある内容なので、もっとTJGの教育の中身を知ってもらうためにも、ここに一部公開させてもらう許可をもらった。

鈴木先生

本日はありがとうございました。

4時間以上もの長きにわたって、授業見学、校内見学のみならず、酒井校長先生とのお話しの機会をいただき、ありがとうございました。

最初に見せていただいた吉田教頭先生の授業の丁寧さには驚きました。これなら落ちこぼれたりする生徒はいないだろうな、という印象です。また、高2の女子ばかり、しかも7名という少人数であるにもかかわらず、吉田先生の投げかけに生徒が大なり小なり反応を返していたのにも感動しました。些細なことかもしれませんが、普段から生徒との関係を作れているのだろうなと推測されます。

中1の生徒たちは元気で楽しそうなのが何よりです。余計なお世話かもしれませんが、現状の学力レベルはそう高くないでしょうから、整数に限定して正負の概念を徹底させた方が良いと思います。計算で苦労させてしまうと、計算ミスなのか、概念上のミスなのかがつかめなくなってしまうのではないでしょうか。まだスタートしたばかりだからこそ基礎固めに徹底するのが得策かと思います。

ひとつ気になったことは、教室に貼ってあった自己紹介ですが、「自分のいいところ」の欄に「ない」と書いてある生徒があったことです。実は教室で面接練習をしている際にも「あなたのいいところは?」「あなたの長所は?」と聞くと、やはり「ありません」という子が多々います。自分自身の内面に目を向け、たとえほかの人と違っていても良いところは良いと認められるように支援してあげてください。

英語の授業も嫌でも英語で受け答えする状況に置かれているので、自然と力はつくのでしょうね。とても魅力的だと思います。保護者にも実際に授業を見てもらう機会を増やしたら良いと思います。子どもの教育に関心のある親の興味を惹くだけの魅力はあると思います。校長先生のお考えや実際にやられていることもまた、充分に保護者の興味を惹くものだと思います。大学合格実績もあわせて、どんどん外部に情報を発信していきさえすれば、来年度50人は夢ではないと思いました。現状では外部に対する情報発信が少なすぎます。昨日HPも見ましたが、ありきたりの情報のみで、保護者に訴えるものではありませんでした。

本日、鈴木先生や校長先生にお聞かせいただいたお話しや実際に取り組んでいることや、生徒の様子、授業のこと等をどんどん発信しましょうと、校長先生にもお話しさせていただきました。一応、こちらからの情報提供として、「Honda発見・体験プログラム」、「親業、教師学」、「Nettyかわら版」の資料をお渡しし、簡単にご案内させていただきました。・・・・・・最後になりますが、入試問題のご送付ありがとうございました。まだ目を通していませんので何とも申し上げられませんが、(「かわら版」の私の担当ページの)記事を作る方向で検討いたします。 ・・・

★藤崎氏の学校や人間関係を判断する視点・切り口は、アドラーの思想。フロイトやユング、ロジャーズほど有名ではないが、彼らとは対極の非権力的対人関係を形成するという点で、知る人ぞ知る偉大な心理学者でありカウンセラーであり、思想家。ITあるいはインターネット社会では欠かせない、フラットな心性と知性。おそらくポストモダニズム思想家のベースの1人と数えてよいのではないだろうか。

★おもしろいのは、吉田教頭先生の授業スタイルというか授業の中のコミュニケーションに藤崎氏が興味を持った点。似た匂いを感じたのだろうか。吉田教頭は元駒東の教頭であると同時に教育カウンセリング界の重鎮。もしかしたら詳しく素性をTJGの先生方には明かしていないかもしれない。しかし、見る人が見ればわかるのである。

★吉田先生のカウンセリング手法は、フロイトやユングのようにモダニズムよりでも、アドラーのようにポストモダニズムよりでもない。中道である。駒東の文化そのもの。

★しかし、その一方でTJGの中にいる生徒への目配り・気配りをしないモダニズム的教師の存在も喝破している。今の受験生の親の世代は1965年前後生まれが多いだろう。まだまだモダニズム文化に浸っている世代だが、あと5年もすればポストモダニズム世代。学校の見方に大きな変化が現れる。2010年には、それがはっきり現れてくるだろう。藤崎氏の感想には、そういう変化の兆しが埋め込まれている。(本間 勇人)

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